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2022.06.25

【全文公開】蒲鉾本舗高政社長による好評連載「女川とアカルイミライ」vol.15

皆さんこんにちは!
S-style編集部のありちゃです。

女性アイドル(特にWACK)と女川大好き!なありちゃの熱烈オファーにより始まった、蒲鉾本舗高政社長・高橋正樹さんによる好評連載「女川とアカルイミライ」。

震災後の悲しみの中、ひょんなことから始まった女川とアーティストたちの物語。さまざまな出会いを経て、“被災地”から“ハッピーを届ける町”へと変貌を遂げた女川のストーリーを、物語の立役者・老舗蒲鉾店『蒲鉾本舗 高政』社長の高橋正樹さんが紡ぎます。

蔵出し情報満載!(?)な本連載を、全国のアーティストファンにも届けるべく、
特別にWEBで全文公開します。

第15回「ONAGAWACK その⑥」

株式会社WACK渡辺社長、所属グループのアイドルの皆さん、ファンの方々、そして準備に携わった女川町内外の人々。さまざまな想いと期待を込めて「ONAGAWACK2019」当日を迎えた。イベントは2日間にわたって開催。土曜日は“ライブDAY”、日曜日は“遊びDAY”だ。ライブは単独公演で『幕張メッセ』1万7000人を熱狂させたBiSHをはじめ全グループが出演し、会場は『女川町生涯学習センター』のホール500人という超プレミア。何しろとにかく、近いのだ。当然チケットを購入できなかったファンもたくさんおり、救済措置として『女川町まちなか交流館』にてライブビューイングを開催。街ではWACKアイドルとのコラボグッズを買い求めたり、ニコニコ生放送の生中継を観ながら飲食店でコラボメニューを食したり。ライブ会場とは異なる楽しみ方を満喫するファンが多く、女川駅前の商業エリア全体が盛り上がった。

ライブでは各グループが曲間のMCで女川町への思いのたけを語った。どれだけこの町が特別か、何を感じてほしいか、どれほど女川を愛しているか…。それは、震災後のWACKと女川の歴史であり、アイドルの皆さんが今このステージに立っている意味そのもの。曲とMCを拝聴しながらさまざまなことを思い出し、泣いた。これまで街を盛り上げてくれた皆さんの奥底にある強い気持ちを改めて知ることとなった。最後は出演者全員が手をつないで、満面の笑顔でファンと叫んだ。「ONAGA-WACK!!」

こうして、嵐のような初日が終わった。夜の打上げは渡辺社長の希望で女川の粋を集めて豪華に用意させていただいた。「みんなにいいもん食わせてやりたいんだよね。普段はファンサービスで会場を閉じるのが遅くなって、打ち上げがほとんどないから。地元の人との交流もしたい」。翌日に向けてメンバー、スタッフが英気を養い、町民と語り合い、楽しんでいた。

そして、明くる2日目の日曜日。真冬の2月、港町の早朝。既にファン2000人が女川町の駅前エリアに大挙して詰めかけていた……。

「S-style6月号」には写真掲載!

いかがでしたか?

女川でのイベントの様子も掲載しています。
興味がある方は、ぜひお手にとってみてくださいね。

次回の連載もお楽しみに!

 

「S-style6月号」はAmazonでも好評発売中!

★「女川とアカルイミライ」過去記事はこちらから★
第1回 BiSと女川のはじまり①
第2回 BiSと女川のはじまり②
第3回 BiSと女川のはじまり③
第4回 女川町民音楽祭「サンマーソニック」①
第5回 女川町民音楽祭『サンマーソニック』②
第6回 「ただいま」と「おかえり」
第7回 港町女川のギター工房
第8回 アイナ・ジ・エンドさんの涙
第9回 あの日から10年を越えてなお
第10回 ONAGAWACK その①
第11回 ONAGAWACK その②
第12回 ONAGAWACK その③
第13回 ONAGAWACK その④
・第14回 ONAGAWACK その5

有沙高橋
メリ田

出産を機にS-style編集部を卒業し、現在は在宅ライターとして仙台・宮城の注目情報を発信!ラーメンソムリエの資格をとっちゃうくらいラーメンが好きで、子連れで行けるラーメン屋開拓が趣味。家にいられないアウトドア派の息子(1歳)と格闘する日々で、最近は常にHP0状態です。