皆さんこんにちは!
S-style編集部のありちゃです。
女性アイドル(特にWACK)と女川大好き!なありちゃの熱烈オファーにより始まった、蒲鉾本舗高政社長・高橋正樹さんによる好評連載「女川とアカルイミライ」。
震災後の悲しみの中、ひょんなことから始まった女川とアーティストたちの物語。さまざまな出会いを経て、“被災地”から“ハッピーを届ける町”へと変貌を遂げた女川のストーリーを、物語の立役者・老舗蒲鉾店『蒲鉾本舗 高政』社長の高橋正樹さんが紡ぎます。
蔵出し情報満載!(?)な本連載を、全国のアーティストファンにも届けるべく、
特別にWEBで全文公開します。
’12年、1期BiSがおながわ秋刀魚収獲祭にご出演いただいて以来、現WACK社長・渡辺淳之介氏とのご縁が始まった。1期BiS解散後も、2期BiS、GANG PARADE、EMPiRE、多くのWACK所属アイドルグループに、3月の女川町復幸祭と9月のおながわ秋刀魚収獲祭で街を盛り上げていただいてきた。「みんな女川を楽しみにしているんですよ」「女川って特別なんです!」とメンバーやファンの皆さんからうれしいお声をもらうが、こちらこそお世話になりっぱなしで頭が上がらない。そして、この「年に2回、東京からアイドルが来て地元を盛り上げてくれる」という積み重ねが、人口6000人内外の田舎町に変化と文化をもたらすことになる。
’18年女川町復幸祭は2期BiSとGANG PARADEが出演した。ステージはもちろん大変盛り上がり、打上げの席では食事と共に町民とさまざまな話に花を咲かせた。一方同日、同じWACK所属のBiSHは沖縄でライブ。バーベキューなどでファンと交流していた。WACK界隈、アイドル界隈は遠く離れた2つの場所についてSNSで賑やかさを見せていた。こちらも「沖縄もめっちゃ楽しそうですね」「BiSHは女川に来たんですか?」「いや、唯一来てもらっていない。スケジュールとか会場の事情とかいろいろあるからね」などと会話をしていたところ、お酒の入った女川町長が「もうWACKが全部女川に集結するイベントやろうよ! 女川とWACKで『ONAGAWACK』だ! ハッハッハ!」と剛毅なノリで喋る。あはは、それいいですね、女川なら何でもできそうですね! 一同盛り上がったが、誰ひとり本気ではなかった。
その翌日、友人の娘さんから声をかけられた。昨日はものすごく楽しかったと感謝を言われたあと「BiSHも女川に来てほしいです。この街の空気を、人の温かさと前向きな生き方を感じてほしくて…」。ちょっと待っててねと、私はその場でWACK渡辺社長に電話をした。昨日は大変盛り上がりました、ありがとうございました! ジュンジュン、WACK全部女川に集まってさ、ほかでできないようなイベントやらない? ONAGAWACKなんてのが町長からも昨夜出たんだけど。「お、いいっすね! やりましょう!」即答だった。マジすか…。
いかがでしたか?
女川でのイベントの様子も掲載しています。
興味がある方は、ぜひお手にとってみてくださいね。
次回の連載もお楽しみに!
★「女川とアカルイミライ」過去記事はこちらから★
・第1回 BiSと女川のはじまり①
・第2回 BiSと女川のはじまり②
・第3回 BiSと女川のはじまり③
・第4回 女川町民音楽祭「サンマーソニック」①
・第5回 女川町民音楽祭『サンマーソニック』②
・第6回 「ただいま」と「おかえり」
・第7回 港町女川のギター工房
・第8回 アイナ・ジ・エンドさんの涙
・第9回 あの日から10年を越えてなお
出産を機にS-style編集部を卒業し、現在は在宅ライターとして仙台・宮城の注目情報を発信!ラーメンソムリエの資格をとっちゃうくらいラーメンが好きで、子連れで行けるラーメン屋開拓が趣味。家にいられないアウトドア派の息子(1歳)と格闘する日々で、最近は常にHP0状態です。
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