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2025.08.15

【勝手に女子プロ連載vol.6】大河原町出身! 注目の若手・YUNA選手インタビュー

センダイガールズプロレスリング(以下仙女)の観戦をきっかけにプロレスに沼って半年とちょっと。SNSのタイムラインは、ほぼプロレス(ときどき猫)のスタッフこけしです。仙女最大のビッグマッチまで、あと9日!注目の若手選手連載の最後はYUNA選手の登場です。824日のゼビオアリーナ仙台で、センダイガールズワールドジュニア王座に挑むYUNA選手の意気込みや、趣味の写真とプロレスとの出会いまでお話を伺いました。

 

(プロフィール)YUNA(ユナ)。宮城県大河原町出身の21歳。2023年8月9日デビュー。写真が趣味で、仙女所属選手のポートレート写真を撮影することも。得意技は「ドロップキック」「ミサイルキック」。

YUNA選手はデビュー2年目、地元宮城県の大河原町出身ですよね。もともとプロレスが身近な存在だったんですか?

YUNAさんはい、いとこや姉がプロレス好きだったんです。最初は姉がテレビで何度も同じ試合を見ているのが不思議で、正直「何が面白いの?」と思っていましたけど(笑)。そのうち、そんなに面白いなら自分も1回くらい見てみようっかなって思い、試合を見に行ったら面白くて。それが小学校5、6年生くらいだと思います。当時は、母や姉と「新日本プロレス」とか「ドラゴンゲート」とか、あとはデスマッチ系とか、いろんな試合を見に行ってましたね。


じゃあ、家族でプロレスを見ているうちに、いつか自分もリングに立ちたい!みたいな?

YUNAさんうーん、まだ小学生だったんで、あんまり具体的に考えてはなかったんですけど。プロレスラーが載ってる『選手名鑑』(※週刊プロレスより年に1回発行)ってありますよね。あれが、家にあって。パラパラ見ていたら、女子プロレスラーの木村花さんを見つけて。その姿を見て、憧れたのは覚えています。ただ、絶対プロレスラーになるとかではなく、なんとなくプロレスラーになってみたいなぁという感じでした。

へぇ、『選手名鑑』がきっかけで、プロレスラーにあこがれを持ったんですね。YUNA選手は、中学時代には柔道部、高校時代は写真部に所属していたとお聞きしました。そこからプロレスラーになるってなかなか結び付かないですが、どんな経緯でプロレスラーになったんですか?

YUNAさん中学校に上がると、部活をやらなきゃいけないじゃないですか。その時に、特にやりたいこともなかったんですよ。でも、どこかでプロレスっていうものが心にあって。じゃあ、プロレスに近そうな柔道をやってみようと思って柔道部入りました。ただ、自分自身、あまり学校に行けなくなってしまった時期もあって、部活は2年くらいで辞めちゃったんです。

そうでしたか。そんな中学生活の中でも、ずっとプロレスは心のどこかにあったと。

YUNAさんはい、プロレスに元気をもらっていました。「来月、プロレスを見に行くから学校も頑張ろう」って感じで。実は、当時カメラにも興味があって、いろんな写真を撮っていました。プロレスとカメラに励まされていましたね。

プロレスとカメラ。ということは、プロレス会場に行くと望遠レンズで写真を撮影されているファンの方も結構いらっしゃいますよね。もしかしてYUNAさんも?

YUNAさんそうです!そうです!まさに。中学3年生の時に親からCannonの一眼レフカメラをプレゼントしてもらって。そこからは、ずっとプロレスの試合を撮影してましたね。

それで、高校時代に写真部に入ったんですね。

YUNAさんそうです。高校生の時に、プロのカメラマンが講師として教えてに来てくれたんです。そこで、撮影の技術を教えてもらいました。そんな中、高校3年生の時に「写真甲子園」っていうのがあって、出展することになったんです。自分はプロレスを題材に出展したい!って思って。そこで、当時から何度か観戦もしていた仙女に頼んで、リングサイドで写真を撮影させてもらい、作品にしたんです。そしたらそれが、賞を取っちゃって(笑)。気が付いたら、東北大会まで行ったんです。

「写真甲子園」に出展した写真の一枚。YUNAカメラマンならではの選手の切り取り方ですね。

え!仙女の写真で東北大会なんてすごいですね。ここで、YUNA選手と写真と仙女がつながるとは。面白い縁ですね。

YUNAさんそうですよね、人生わからないですよね。以前から仙女の試合は観客として見てはいたんですけど、リングサイドで写真を撮らせてもらったことで、やっぱりプロレスってすごいな、面白いなって。それで、仙女で主催している「仙女サークル」にも参加したりもして。そんなことをしていたら、橋本さんから「プロレスラーに興味ないの?」って言われて、急に写真撮られて(笑)。これ「里村さんに送るねって」って言われたんですよ。

え、すごい急展開!それがきっかけで、仙女でプロレスラーになることを決意したんですか?

YUNAさんうーん、その時は迷っていて。写真系の大学もいいかなって思ってたんです。でも、プロレスも心の中でくすぶっている感じで。決めきれなくて、あえて半年くらいプロレスから離れてみようと自分で期間を区切ってみたんです。そこから、久々にプロレスを見に行ったのが高校3年生の1月、仙女の試合で。その試合を見て、自分はやっぱりプロレスが好きだ、プロレスをやろうって決めました。そこからすぐに履歴書を書いて仙女に送って、無事入門することができました。

いろんな団体をプロレスファンとして見ていたと思いますが、仙女に入ることに迷いはなかったんですか?

YUNAさんそうですね、仙女を初めて観戦した試合の第一試合が、ジュニアの戦いだったんです。当時、愛海さんとか優里佳さんが、初めから気持ちが入った試合していて。それを見て、こちらも熱くなって、仙女にハマっていたので迷いはなかったです。あと、仙女って練習内容がすごくハードなんですけど、先輩が優しいですよ。礼儀とか人としての基本も一から教えてもらってるし。人数も少ないからみんなで頑張ろうって。

みんなで頑張ろう!という一致団結感、見てる方にも伝わってきます。YUNAさんは、仙女のみなさんのポートレートも撮影してますよね。写真が撮れるプロレスラーって、強みですね。

YUNAさん自分のちょっとした夢でもあるんですけど、理想が、仙女の選手を、自分が撮影して写真集みたいなもの出してみたいんです。ずっと近くでみんなと一緒にいて、自分にしか撮れない表情とかあると思うので。

「最近、いいカメラ買ったんです」と笑顔のYUNA選手。YUNA選手が撮影した選手のポートレートもグッズで販売されています。ぜひ、チェックしてみて。

いいですね!フォトエッセーとか見たいなぁ。YUNA選手兼カメラマンとコラボしてS-styleと一緒にいつか出版できるといいですね。さて、1週間後には仙女最大のビッグマッチが迫っています。YUNAさんの意気込みと、読者へメッセージをお願いします。

YUNAさんまずは、ジュニアベルトをとることが目標です。あとは、プロレスをもっといろんな人に知ってほしいという思いもあります。自分自身がプロレスを見て元気や刺激をもらったので、同じように感じてほしいですね。プロレスが生活の一部になると、生活がちょっと楽しくなる。そんな瞬間をもっとみなさんにも体験してほしいですし、子どもたちにもたくさん見てもらって、プロレスを好きになるきっかけができるよう頑張りたいです。

おまけ

音楽も大好きでライブ会場にもよく遊びに行くそう。「みちのくプロレス」のように、「ARABAKI ROCKFESTIVAL」でプロレスをやってみたいという野望もお聞きしました。宮城を代表するイベントで仙女を見る日、楽しみにしています!

 

 

【SENJO THE BIGGEST ゼビオアリーナ仙台】
開催日時/2025年8月24日(日)15:00試合開始/13:30開場
会場/ゼビオアリーナ仙台
住所/宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目4−10
チケット/2階自由席3,300円、1階ひな壇席6,600円、リングサイド8,800円他
※18歳以下無料招待
問い合わせ/センダイガールズプロレスリングhttps://sendaigirls.jp/schedule/20250824/

 

こけし
kokeshi

プロレスは元気と勇気をくれるパワースポット。プロレス沼に足を突っ込んだスタッフこけしが、推しの魅力を(勝手に)伝えます。