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2021.10.13

【全文公開】蒲鉾本舗高政社長による好評連載「女川とアカルイミライ」vol.7

有沙高橋ありちゃ

皆さんこんにちは!
S-style編集部のありちゃです。

女性アイドル(特にWACK)と女川大好き!なありちゃの熱烈オファーにより始まった、蒲鉾本舗高政社長・高橋正樹さんによる好評連載「女川とアカルイミライ」。

震災後の悲しみの中、ひょんなことから始まった女川とアーティストたちの物語。さまざまな出会いを経て、“被災地”から“ハッピーを届ける町”へと変貌を遂げた女川のストーリーを、物語の立役者・老舗蒲鉾店『蒲鉾本舗 高政』社長の高橋正樹さんが紡ぎます。

蔵出し情報満載!(?)な本連載を、全国のアーティストファンにも届けるべく、
特別にWEBで全文公開します。

第7回 港町女川のギター工房

被災地・女川町。メディアは悲しい響きで僕らの町を伝えていたが、いつの日からか復興が進む街、おもしろいエリアとして伝えるようになった。震災前の女川町の産業は、とにかく漁業しかなかった。しかし復興を進めていく上で「魚だけじゃおもしろくねえべ!」と、何でもアリのまちづくりをした。結果、スピード感ある前進の空気に呼応した若者たちが女川町で起業し、漁業の町に多くの彩りや魅力が増えた。ギター工房『GLIDE』を起業した梶屋陽介くんもその一人だ。彼の工房には多くの人が訪れる。ある日もじゃもじゃパーマの人が独特の弾き方で、頭を振りながら試奏していた。誰かな?と思ったら、なんと元メガデスのマーティ・フリードマン氏だった。私が知っているだけでも、MAN WITH A MISSIONHi-Standardの難波さん、松任谷正隆さん、ももいろクローバーZの皆さんなど多くの著名人が工房を訪れている。

梶屋くんは鹿児島県種子島出身で、大手楽器店で役職があったにも関わらず「自分のオリジナルギターを作りたい」と30歳で独立した。全国を旅する中で女川に立ち寄った際、「この空気の中でギターを作りたい」とここでの起業を決めたそうだ。彼の作るオリジナルギターはとにかく製法、材質、そして東北の土地にこだわっている。通常、金属ボルトや接着剤で部品を接合するのだが、木だけの音を出すため、釘を使わない気仙大工の組み木技術を取り入れた。さらに弦を引っかけるテールピースは、釜石のみで製造される医療用の合金“コバリオン”を使用。減衰率が極限まで低い音となった。そしてデザインは、イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした奥山清行氏、山形出身である。魚の町にとんでもない工房ができたのだ。

現在はリペアにも力を入れている1/1000mm単位で測定・データ化するPLEKを導入。その仕上がりが大きく評価されており、たくさんの受注で毎日忙しく工房が稼働している。女川町のふるさと納税返礼品でこのギターリペア券があるのだが、ご興味のある方はいかがだろうか。

「S-style10月号」には秘蔵写真も!

いかがでしたか?

「S-style10月号」にはギター工房『GLIDE』の光景も掲載しています。
興味がある方は、ぜひお手にとってみてくださいね。

次回の連載もお楽しみに!

 

「S-style10月号」はAmazonでも好評発売中!

★「女川とアカルイミライ」過去記事はこちらから★
第1回 BiSと女川のはじまり①
第2回 BiSと女川のはじまり②
第3回 BiSと女川のはじまり③
第4回 女川町民音楽祭「サンマーソニック」①
第5回 女川町民音楽祭『サンマーソニック』②
第6回 「ただいま」と「おかえり」

有沙高橋
ありちゃ

週末は「ラーメン遠征」に励む、S-style編集部イチのラーメンマニア。今まで実食したラーメン屋は100軒以上。最近、好きが高じてラーメンソムリエの資格を取得しました~!khb東日本放送(テレビ朝日系列)との連動企画「イケ麺チャージ」を担当、TVにも出演中です。実は実家がラーメン屋。