皆さんこんにちは!
S-style編集部のありちゃです。
女性アイドル(特にWACK)と女川大好き!なありちゃの熱烈オファーにより始まった、蒲鉾本舗高政社長・高橋正樹さんによる好評連載「女川とアカルイミライ」。
震災後の悲しみの中、ひょんなことから始まった女川とアーティストたちの物語。さまざまな出会いを経て、“被災地”から“ハッピーを届ける町”へと変貌を遂げた女川のストーリーを、物語の立役者・老舗蒲鉾店『蒲鉾本舗 高政』社長の高橋正樹さんが紡ぎます。
蔵出し情報満載!(?)な本連載を、全国のアーティストファンにも届けるべく、
特別にWEBで全文公開します。
ONAGAWACKというイベントを過去2回開催している。芸能事務所WACKの全メンバーとファンが宮城県女川町を舞台に遊び尽くすイベントで、今後も開催していく予定だ。ライブはもちろんのこと、WACKメンバーとファン2,000人のかくれんぼやコラボグッズ販売を行うなど、各種アクティビティが満載の神現場である。その盛り上げに一役買おうと、女川町長と町民のバンド“NEMPiRE”が登場。WACK各グループの曲をバンドスタイルで披露し、ファンも大いに盛り上がっていた。
ファンとの女川湾周遊クルーズを終えて控室に戻る道すがらBiSHメンバーがちょうど通りかかった。BiSHの曲をコピーバンドが演奏し、ご本人がそれを見るという構図。ギター&コーラスの女川町長をはじめ、演者・ファンの間には笑顔があふれ、何とも例えがたい多幸感に包まれていた。演奏を聴き終えたアイナ・ジ・エンドさんとすれ違うと、彼女の目には涙が。心配になった私が声をかけると「Story Brighterってこんなにいい曲だったんですね」と返事がきた。1stアルバムに収録されているこの曲は、BiSH自身数えきれないくらい歌ってきた。前日のライブでも披露した、ファンに愛されている定番曲である。“あふれ出す感情押さえられないかも。もう逃げない、見ていろ。このままで諦めたらだめだよ。僕は走り出したんだ。”女川町民が演奏し歌うことで、女川復興の道のりを想起させたのだろうか。私たちに思いを寄せてくれている、その涙は尊かった。泣きじゃくるアイナ・ジ・エンドさんの肩をやさしく抱いていたのは、同曲の作詞をしたセントチヒロ・チッチさんだった。
今冬から当社CMはリニューアルし、アイナ・ジ・エンドさんが恒例の「われは海の子」を歌う。大変評価が高い女性ボーカリストなので、フルコーラスで聴きたいという要望も多いだろう。この度、楽曲配信の各種プラットフォームにてフルコーラスVer.を聴ける機会を設けさせていただいた。そして収益の全額を女川の子どもたちのために『女川向学館』への寄付することにした。ご興味のある方は、当社公式Webサイト( http://www.takamasa.net) をご覧いただきたい。
いかがでしたか?
「S-style11月号」にはアイナ・ジ・エンドさんの写真、さらに独占インタビューも掲載しています。
興味がある方は、ぜひお手にとってみてくださいね。
次回の連載もお楽しみに!
★「女川とアカルイミライ」過去記事はこちらから★
・第1回 BiSと女川のはじまり①
・第2回 BiSと女川のはじまり②
・第3回 BiSと女川のはじまり③
・第4回 女川町民音楽祭「サンマーソニック」①
・第5回 女川町民音楽祭『サンマーソニック』②
・第6回 「ただいま」と「おかえり」
・第7回 港町女川のギター工房
出産を機にS-style編集部を卒業し、現在は在宅ライターとして仙台・宮城の注目情報を発信!ラーメンソムリエの資格をとっちゃうくらいラーメンが好きで、子連れで行けるラーメン屋開拓が趣味。家にいられないアウトドア派の息子(1歳)と格闘する日々で、最近は常にHP0状態です。
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