SNS

2020.07.11

【書店員が今一番売りたい一冊は!?】仙台・宮城の書店大賞決定版

現在発売中のS-style7月号の第1特集は「音楽・映画・本・漫画 私のお気に入り」。本パートでは、本を紹介するプロである書店員さん8名が登場し、今年一番おすすめしたい一冊と、お店独自の賞を受賞した一冊を紹介してくれました。その内容をほんの少しお届けします!

①紹介するのはこの人!

『TODAY'S LIFE仙台店』店長・宮本さん

『TODAY'S LIFE仙台店』的大賞本

『恋人たちはせーので光る』(最果タヒ/2019年/リトルモア/1,320円)

詩に興味のある方、初めて読む方におすすめしたいのが、女性詩人・最果タヒさんの作品です。孤独や絶望を「さみしい」という言葉ではない表現で伝えてくれます。当店には最果さん直筆のPOPもありますよ。

「忘れていけない」で賞

『3.11からの手紙/音の声』(石井麻木/2014年/シンコーミュージック/2,420円)

東日本大震災直後から毎月写し続けてきた東北の様子を、言葉と共に時系列で掲載。町を元気づけようとしたバンドマン、瓦礫の中で手紙を届けようと走る郵便局員など、報道だけでは知ることのできない希望を写しています。

TODAY’S LIFE仙台店

住所:〒980-8546 宮城県仙台市青葉区一番町3-11-15 仙台フォーラスB1F

電話:022-212-6061

営業情報:10:00~20:00

定休日:仙台フォーラスに準ずる

HP:https://www.miraiyashoten.co.jp/news/release_sendaiforus

②紹介するのはこの人!

『紀伊國屋書店 仙台店』スタッフ・佐藤さん

『紀伊國屋書店 仙台店』的大賞本

『透明な夜の香り』(千早 茜/2020年/集英社/1,650円)

元書店員の主人公が、新たなバイト先に選んだのは調香師が住む洋館の家事手伝い。家主が営むサロンには次々と風変りなオーダーが舞い込みます。“スメハラ”かと思うほど、香りあふれる作品。色彩も豊かで五感で楽しめます。

「やさしい人」で賞

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(大前粟生/2020年/河出書房新社/1,760円)

誰も侵害せずに人付き合いをしたいが、そうすると周りのノリに合わせられなかったり、“らしさ”に振り回されて傷ついてしまう。そんなやさしい人の物語。考えすぎてうまく答えられない姿にしんどさと、作品の良さを感じます。

紀伊國屋書店 仙台店

住所: 宮城県仙台市太白区長町7-20-3 ザ・モール仙台長町3F

電話:982-0011

営業情報:022-308-9211

定休日:10:00~21:00

HP:https://www.kinokuniya.co.jp

ほかにも6店舗の書店員さんがおすすめの一冊を紹介してくれています。気になる人はS-style7月号をチェックしてくださいね!

S-style8月号も予約受付開始!

7月22日(水)発売のS-style8月号は「NEW OPEN&夏旬グルメ」特集!こちらも予約受付中

hero
マタギ

趣味は山登り。山頂でコーヒーを飲み、下山後は銭湯に直行、ラーメンを食べて帰るのが理想の休日。最近は「Netflix」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」を使いわけて、ドラマ・映画鑑賞の沼から抜け出せないでいる。