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2018.05.19

仙台在住シンガー・竹森マサユキさんインタビュー

ソロ1stフルアルバム『五線譜』のリリースから1ヵ月。竹森マサユキの“今”。

せんだいタウン情報S-style編集部のおはなです。

毎月S-styleで連載している人気コーナー「せんだい裸足道」。宮城を代表するアーティスト・竹森マサユキさんが、“宮城・仙台でがんばる人”に会いに行き、地元愛について語り合っていただく対談コーナーです。きっと毎月心待ちにして読んでくださるファンの方も多いのではないでしょうか? そんな竹森さんが、329日にソロ1stフルアルバム『五線譜』をリリースしました。バンドとはひと味違う、“竹森マサユキ色”があふれる今回の作品について、「せんだい裸足道」の担当編集でもある私、おはながたっぷりとお話をお伺いしました!

ソロ1stフルアルバム『五線譜』リリース、おめでとうございます! 発売から約1ヵ月が経ちましたが、今はどんなお気持ちですか? 

竹森マサユキやっと完成したなという気持ちです。時間がすごくかかってしまったんですが、妥協せずに、胸を張って「自信作ができた」と言えるものになりました。特にファンの方からいただいた「何かに追われて作ったんじゃなくて、追いかけて作った作品に感じました」という言葉がすごくうれしくて。伸び伸びと作れた作品だったので、それを共感していただけたと思いました。

このアルバムは、竹森さんの仙台愛がぎゅーっと詰め込まれた楽曲「五線譜」から始まりますよね。仙台市民はもちろん、全国の皆さんに、竹森さんの歌を通して、仙台の魅力が伝わっていると思うのですが、この曲は作りながら曲の方向性を決めていったんですか? 

竹森マサユキ「五線譜」は、自分の取扱説明書的一曲。自分自身の人生観や価値観を音楽で表現したものになりました。僕のことを曲にしたら、仙台がテーマになったんですよ。2年前に仙台に戻って来た時、僕は「仙台と出会い直したんだ」という気持ちになったんです。仙台の魅力に改めて気づいた瞬間でした。僕が毎月S-styleさんで連載をさせてもらっている「せんだい裸足道」と同じテーマなんだと思います。演奏か、インタビューかの違いなだけで、素敵な人と出会って、この街で音楽を作れたということのうれしさを表現したものになったんじゃないかな。だから時間が経っても、色褪せてしまったり、想いの熱が冷めてしまわないように、全国にちゃんと丁寧に届けていきたいです。

竹森さんの音楽には、やさしいメロディーで透き通るような歌声、天気のいい日に外で寝っ転がりながら聴きたくなるような爽やかさが詰まっていると思うのですが、「こういう気持ちで聴いてほしい」という想いはありますか?

竹森マサユキライブで歌っていると、涙を流しながら聴いてくださる方が多くて。ライブが終わった後にみんなが笑顔になるわけじゃないんですよね。それは曲の力ではなくて、その人が人生に向き合った時にあふれる感情なのかなと思っています。僕は、誰かの心の扉をひとつでも開けることができればいいなと思いながら曲を作っているので、決してハッピーエンドでなくても、人生と向き合えるような、まっさらな気持ちで聴いてもらえたら幸せです。今まで応援してくださっている皆さんだけでなく、僕の曲を聴いたことがなかった方に、「カラーボトルとは違う色になっているよ」と伝えたいですね。

今回は、ソロとしてのフルアルバムということですが、バンドとソロでの大きな違いはなんですか?

竹森マサユキ自分でプロデュースして、自分でディレクションすることです。全部自分の責任になる。今回ソロでアルバムを作ろうとなった時に、人の意見をあまり聞きすぎないようにしてました(笑)。アドバイスはもちろん求めますが、それをそのまんま活かすんじゃなくて、自分の色にして活かすことを大事にしていました。だから、僕の個性が詰め込まれた作品になったんだと思います。

“竹森マサユキ色”に染まったアルバムですよね! ここで少し、『せんだいタウン情報S-style』で毎月掲載されている人気コーナー「せんだい裸足道」のお話を。対談という形でいろいろな方とお話していますが、これからどんな人と出会ってみたいですか?

竹森マサユキこだわり、クセが強くて、取材NGみたいは人と話してみたいな(笑)。僕のコーナーだからこそ取材できるような人はたくさんいると思うんですよね。あとは、宮城で新しく何かを初めた人を応援したいです。

取材でも竹森さんは“出会い”をすごく大切にしているという印象なんですが、昔から人との繋がりを意識していたんですか?

竹森マサユキ実は若い頃は、あまり他人に興味がなかったんです(笑)。大人になるにつれて、ちゃんと人と向き合わないとその人の魅力や、新しい何かには出会えないなと感じたんですよね。自分の今やっていることは、自分ひとりで完成できるものではない。だから、出会えた人みんなに感謝しながら、自分の声、身体を使ってたくさんの人にお礼を伝えられないかなと思っています。それで、今はすごく出会いを大切にしてます。「せんだい裸足道」もそのひとつですよ! 

東京と仙台、2つの場所で活動をしてきた竹森さんだからこそ、仙台の良いところをたくさん知っていると思うんですが、「これだけは絶対伝えたい!」という、仙台の魅力を全国の皆さんに向けて教えてください!

竹森マサユキみんな言うことかもしれないんですが、程よく都会で、程よく田舎なところです! ちょっと車で行くと、海にも山にも行ける。仙台に観光に来る人に「これだけは見て!」っていうのが難しいんですよね(笑)。全部見てほしい。気分次第でいろいろな旅模様に変わるよって言いたいです。

一日じゃ観光しきれないですね(笑)。では、最後の質問ですが、全国で竹森さんの歌声を待ち望んでいるファンの方々に向けてひと言お願いします。

竹森マサユキ僕も仙台の一市民として、街での暮らしを楽しみながら、音楽を作っています。これからもそうやって曲を作っていくつもりです。ぜひ、『五線譜』を聴いていただいて、ライブにも遊びに来てもらえたらうれしいです! 

「せんだい裸足道」で必ず対談相手の方に質問している「あなたの1020年」。今回は、私から竹森さんの過去と未来を聞いてみました!
【竹森さんの20年前】
ウルフルズさんとエレファントカシマシさんを聴いて、歌手になるぞ!って心に決めた歳ですね。
【竹森さんの10年前】
デビューして1年後ですね。全国ライブがやっとできるようになった頃です。
【竹森さんの10年後】
後輩たちに道を残していたい。もちろん現役でやっていたいけど。あと、ピアノの弾き語りをしたい!
【竹森さんの20年後】
音楽以外の好きなことも仕事にしたい! カフェとか、歌いながらできたらいいな~。キャンプとかしながら歌ったりね!

仙台在住のシンガー。’07年に竹森マサユキ(Vo)、渡辺アキラ(Gt)、大川“Z”純司(Dr)から成る3人組ロックバンド・カラーボトルとしてメジャーデビュー。’11年2月にミニアルバム『情熱のうた』をリリース。’179月にソロとして初のシングル「生活」を配信スタートし、’18年3月にはフルアルバム『五線譜』をリリース。’18年にはバンドライブ活動の再スタートを予定している。

ライブの詳細はオフィシャルホームページをチェック! http://www.takemori-1538.com/

ソロアルバム『五線譜』好評発売中!

iyashirobo
癒しロボ

せんだいタウン情報 S-styleの非公認キャラクターとしてその名をほしいままにしてきた癒しロボ。これまで連載してきた4コママンガを振り返ってみたり、癒しロボが注目する情報などをお伝えしていきます。