太陽光、風力、水力、地熱などの再生可能エネルギーの仕組みなどはイメージしやすいですが、「バイオマス」とは?と聞かれて答えることができる人は、多くないのでは?
そこで、2023年2月に行われた、宮城県内の小学4~6年の児童と保護者を対象とした「再生可能エネルギー学習ツアー」の模様をお伝えし、バーチャル体験いただければと思います。
ツアーについての詳細はこちら
https://s-style.machico.mu/pickup/31540
仙台駅東口を出発し、まず向かったのは、「南三陸町震災復興祈念公園」。
復興祈念のテラスが設置されている祈りの丘へ登ると、目線の先には、震災遺構として当時のまま保存されている「旧南三陸町庁舎」があり、津波の恐ろしさをあらためて体感することに。
震災の教訓をもとに、南三陸町では、地域のバイオマス資源を有効に活用する取り組みが進められています。
南三陸町志津川地区を襲った津波の高さは想像をはるかに越える。
続いて向かったのは南三陸町のバイオガス施設『南三陸BIO(ビオ)』。まずは紙芝居でわかりやすくバイオガスについて学んだ上で、施設見学へ!
バイオマスとは、植物や動物から得られる資源で、木材のほか家庭や工場から出る生ゴミ、家畜の排泄物や下水汚泥など、さまざまなものからエネルギーを生み出します。
加熱や発酵などを利用してガス化し燃やすことで、電気や熱エネルギーを生み出す仕組み。
順を追ってバイオガス発電などの仕組みを説明いただきました。
『南三陸BIO』を見学。生ゴミなどをバイオガス施設(メタン発酵槽)で発酵させ、菌の力でメタンガスを作り出します。
生ゴミなどをメタン発酵してできる液体肥料を確認。
『まなびの里いりやど』で、宮城県産の食材を使ったお弁当をおいしくいただきました!
…が、それだけで終わらないのが学習ツアー。お昼ごはんで出た生ゴミを実際に使って発酵実験を体験!
木育に力を入れているYES工房でバイオガス実験を!実際にやってみると、理解が深まる!
実際に液肥を散布する車の操縦も体験しました!
さて、学習ツアーのもう一つ、大崎市鳴子へ。
まずは、『エコラの家』で講話を受けます。一本の木を無駄なく、どのように使って発電するのかを学びます。
植物は成長(=光合成)をするときに二酸化炭素を吸収するため、燃やしても新たに二酸化炭素は増えないとされています。
続いて、木質バイオマス発電機器のある『サスティナヴィレッジ鳴子』を見学。
発電方式には、製材端材や木質チップを直接燃やす「蒸気タービン方式」と、木質バイオマスをガス化して燃焼させる「ガス化―エンジン(ガスタービン)方式」があります。
直接木材を燃やしたり、ガス化して燃やして、その熱エネルギーを電気に変えるとともに、残った熱はお湯や暖房としても使えるんです。
お待ちかね!地元食材のお弁当をいただきます。合わせて、メープルシロップの元となる樹液を堪能。初めての人も多かったのでは?
みんなで集い、「食」と「農」を語り合うおむすびの店『むすびや』のお弁当をいただきました。
しっかり学んだ後は、『エコラの森』で、雪山を思う存分楽しむスノートレッキングを体験!
スノーシューならぬ“かんじき”を足につければ、雪山もへ~っちゃら!
雪に覆われた山の木々の間を歩きながら自然を満喫
今回の再生可能エネルギー学習ツアーでは、さまざまな再生可能エネルギーがある中でも、バイオマス発電について学ぶことができました。
南三陸では、生ゴミなどを発酵させてガス化して発電する方法を。
鳴子では、木材を活用して直接&ガス化で燃焼させて発電する施設を見学。
これを機会に、宮城県内にある再生可能エネルギーについて、知る、調べるきっかけになればと思います!
問合せ/宮城県環境生活部再生可能エネルギー室
☎022-211-2655(再エネ・省エネ推進班)
せんだいタウン情報 S-styleの非公認キャラクターとしてその名をほしいままにしてきた癒しロボ。これまで連載してきた4コママンガを振り返ってみたり、癒しロボが注目する情報などをお伝えしていきます。
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