SNS

2018.10.20

【書店員さんのおすすめ本】本売る人に会いに―Side story07

みなさんこんにちは! S-style編集部のマタギです。S-styleにて連載中の「本売る人に会いに。」は、素敵な書店員さんに今おすすめしたい本を紹介してもらいながら、その本に対する思いを紐解くコーナー。『S-style10月号』では、『ヤマト屋書店 仙台八幡店』の千葉さんに『浜村渚の計算ノート』を紹介してもらいました。(P150掲載!)

青柳碧人/講談社文庫/¥648

web連載「本売る人に会いに。―Side story」では、誌面では紹介しきれなかった千葉さんのおすすめ本をさらに紹介します!

 

映画化もされ、今でも根強い人気がある一冊

『舟を編む』/三浦しおん/光文社文庫/¥670

「『舟を編む』は辞書編集部で働く一人の男の話。主人公の名前が❝馬締(まじめ)❞というんですが、名前負けしないくらい真面目なんです(笑)。鋭いセンスを買われ、営業部から異動してくるところから物語は始まり、新しい辞書『大渡海』の完成に向けて、彼と彼を取り巻く人々が奔走する姿が描かれています。この本を読んで、まず抱いたのは『辞書ってこういうふうに作られてるんだ!』という感想です。辞書編集部の世界を知って、言葉の意味や表現の仕方を改めて考えさせられました。皆さん、❝右❞はどのように説明するか分かりますか? 答えは『舟を編む』の中にありますよ」。

ハラハラドキドキ、手に汗握るスパイミステリ小説

『ジョーカー・ゲーム』/柳 広司/¥596

「❝魔王❞と呼ばれる主人公により作られたスパイ養成学校が舞台のこの作品。異能の精鋭たちにより繰り広げられる諜報戦は、ハラハラドキドキの展開で、次は?次は?と、ページをめくる手が止められません! 有能なスパイたちの頭脳戦はスマートで格好良く、気づいたらスパイの世界観に入り込んでしまいます。この本は、帯に書かれた紹介文に惹かれて手に取りました。内容はもちろん、装丁や紹介POPも本の持つ魅力ですよ」。

コミックコーナーを担当する千葉さんの目標は、「ヤマト屋書店 仙台八幡店からビッグブームを生み出すこと」。楽しい売り場やおもしろい書店POPをこれから増やしていきたいとのことなので、みなさん『ヤマト屋書店 仙台八幡店』に足を運んでチェックですよ~!

ヤマト屋書店 仙台八幡店

住所:〒980-0871 宮城県仙台市青葉区八幡3-1-50

電話:022-217-9661

営業情報:9:00~23:00

定休日:無休

HP:http://booksyamatoya.co.jp

Map

hero
マタギ

趣味は山登り。山頂でコーヒーを飲み、下山後は銭湯に直行、ラーメンを食べて帰るのが理想の休日。最近は「Netflix」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」を使いわけて、ドラマ・映画鑑賞の沼から抜け出せないでいる。