こんにちは、S-style編集部のアルデンテです。暑くもなく、寒くもないこの季節。お散歩にはちょうどいい時期ですね。芸術の秋、街なかにある美術館で、気軽にアートを楽しんでみませんか?本町の『島川美術館』では秋の特別展「伝説の画家と海外アーティスト」を開催中です。
以前は蔵王町にあった『エール蔵王島川記念館』が、2019年に仙台市に移転。『島川美術館』として、リスタートしました。
そのコレクションは幅広く、日本画・洋画・樂茶碗・陶磁器・西洋ガラスなど様々です。
さらに、横山大観や東山魁夷、平山郁夫といった近代日本画の大家の作品も収蔵。昔、教科書で見たことのある作家たちの絵画が、こんな身近なところにあるんです!
島川美術館の展示フロア。広々とした空間で、ゆったり作品を見られます
美術館があるのは青葉区本町。
「家具の街」として知られ、地下鉄広瀬通駅からも近い、まさに「街なか」です。
「気軽に芸術に親しんでほしい」という想いから、ここに移ってきたという胸熱なエピソードも!
ビルの中にあるので、知らなかった人も意外と多いかもしれませんね。
そして、今回の特別展では先ほど紹介したレジェンドたち、つまり「伝説の画家」の作品がずらり。
近代日本画の礎を築いた横山大観、昭和の五山と称された東山魁夷、杉山寧、高山辰雄、加山又造、平山郁夫。
夭折した洋画家の青木繁、藤田嗣治(レオナール・フジタ)、昭和の巨匠、梅原龍三郎・安井曽太郎、「麗子像」の岸田劉生、写実の森本草介など。
綺羅星のような作品群に思わず感動です!
森本草介 《窓辺》1992年/写実的な作品で知られる森本草介。リアルさの中に柔らかな空気感が漂います
西洋画では、ピサロ、ユトリロ、マリー・ローランサン、シャガール、キスリングなど。
ちょっと詳しい人からすると「え、そんな作家も!」と驚くような豪華ラインナップなのです。
さらに、陶器、西洋ガラス、樂茶碗を含めて165点ほどを展示。
うつわの世界もなかなか奥が深く、じっくり眺めると色々な発見があるんですよ!
カミーユ・ピサロ 《オニーの村の風景》/印象派の画家、ピサロがフランス郊外の風景を描いた作品です
そして、今回の展示で注目したいのは、現代アートの画家・李焱(LIYAN)さん。
日本在住の中国人女性画家で、東西の文化を融合した芸術の深さを追い求めている方です。
水墨画や水彩、油絵などの手法を取り入れた、オリジナリティの高い作品は美しい色合い。
5歳から筆を執り、15歳にして個展を開催。世界各国から熱い視線を浴びているアーティストです。
彼女の作品43点を一挙に展示しているので、その世界にたっぷりひたってください。
李焱 《思源》/彼女の生まれ故郷、桂林市の風景。「少しでも平穏なひとときを過ごしてほしい」と、この展覧会のために制作
秋の特別展
「伝説の画家と海外アーティスト」
日時/~11月21日(日)10:00~17:00(最終入館16:30)
※火曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)
会場/島川美術館(住所/仙台市青葉区本町2-14-24)
料金/一般1,200円、高校生500円、小・中学生300円
問合せ/島川美術館
TEL/022-214-7080
http://shimakawa-museum.jp/exhibitions/
Map
日々、5歳児に振り回される中、癒しはコーヒーとアルコールと人んちの猫。マンガアプリを渡り歩いて、隙間時間に読むのが趣味。いまチェックしているのは「胚培養士ミズイロ」「メダリスト」「煙色のまほろば」。「街のANTENNA」コーナー担当。
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