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2020.11.03

【蕎麦・甘味・日用品】広瀬川を見晴らす絶景そば屋さん『鹿落堂』取材レポ

こんにちは、S-style編集部のあちきです。太白区向山にある『鹿落堂』さんの魅力をご紹介します。

蕎麦・甘味・日用品 鹿落堂

かつて鹿や猪が下った「鹿落坂(ししおちざか)」の頂きにあるからその名は『鹿落堂』。伊達政宗も見たであろう、広瀬川を見晴らす絶好の景色とおいしい十割そば、そして謹製の甘味が楽しめる一軒です。

モダンな佇まいのお店は2階建てになっていて、1階・2階両方ともガラス張りの窓から外の景色が楽しめるのが特長です。

こちらは1階。窓の外には広瀬川と仙台の街並みが広がります

お蕎麦は超粗挽きの十割そば。岩出山の『愉多工房』で十割そばの魅力に開眼し、その道へ進んだと話す店主・兵藤さん。栗駒山の安山岩の石臼で粗挽きに仕立てた手打ちそばは、透き通りもちっとした食感とみずみずしさが同居し、そば本来の味と香りを伝えてくれます。

「十割板そば」(1,100円)

謹製の甘味も

こちらの魅力はお蕎麦だけではありません。手作りで丁寧に仕立てた甘味も絶品なんです!

大鍋を使って仕上げた「わらびもち」

国産大豆の深煎りきなこをたっぷりとまとったわらびもちは、見るからにふるふる柔らか。口の中でとろけるような舌触りが自慢です。

好みで黒蜜をかけて召し上がれ

実は『鹿落堂』さん、ガレットにもこだわりが。

そば粉を使った料理「ガレット」はさまざまな飲食店で提供されていますが、『鹿落堂』さんのこだわりは本場フランス流の製法。フランス北西部のブルターニュ地方の製法にのっとり、そば粉・水・塩などを混ぜて寝かせた生地を、ガレット調理専用の鉄板を使って焼き上げているんだそうです。

さらに使用するのは十割蕎麦にも使用している鳴子川渡産のそば粉。もちろんこちらも自家製粉です。

食事系とデザート系含めて5~6種類あるガレットですが、この秋のおすすめはこちら。「完熟いちじくとコーディアルラムジェラードのガレット」(1,300円)です。

丸い生地を折りたたんだ三角形のガレットに、自家製ジェラードとイチジクがのっています

「コーディアル」とは、ハーブや果実のエキスを凝縮させてつくったシロップのことで、身体を活気づける健康ドリンクとして古くから世界各国の家庭で作られてきたものなんだそう。

『鹿落堂』さんで使っているコーディアルは『みちかけハーブ店』さんによるもので、店内で販売も行っているんです。

水割り、お湯割り、ソーダ割りとして楽しんだり、お酒や紅茶にプラスして、またヨーグルトやアイスクリームのシロップとしても使ったり、さまざまなアレンジでお楽しみあれ

そう、実は『鹿落堂』さんには素敵な物販スペースもあるんです。店内1・2階の物販スペースには「伝統食を提供するなら」と集めた、伝統工芸品や日本の手工業者による暮らしの道具や器が並び、新たな出会いをもたらしてくれます。

おいしい蕎麦や甘味を楽しみながら、杜の都を見晴らす爽快な景色を眺めたり、素敵なアイテムを見つけたり、さまざまな楽しみ方ができる『鹿落堂』さん。本誌では伝えきれなかった魅力をたっぷりとお伝えしてみました!

ぜひ一度足を運んでみてくださいね!

蕎麦・甘味・日用品  鹿落堂

住所: 仙台市太白区向山1-1-1

電話:022-395-8074

営業情報:そば11:00~15:00(そばなくなり次第終了)、甘味15:00~17:00※ラストオーダー各30分前、日用品11:00~17:00

定休日:金曜

HP:https://www.shishiochido.com

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宮城・山形の新そばを楽しみつくす「S-style11月号」の取材内容から、本誌では伝えきれなかった内容をお届けしました!

achiki
あちき

日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。