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2020.05.29

【イマ読みたい3冊】おうち読書のススメ

S-style編集部 きたむーです。
本が好きで、年間200冊くらい読んでいます。

読書はおうち時間を充実させるのにも優れたツールです。
「イマだからこそ」読みたい3冊のご紹介です。

 

目次

1.【1冊目】ギャシュリークラムのちびっ子たち

2.【2冊目】新世紀エヴァンゲリオン(角川コミックス・エース)

3.【3冊目】シン・ニホン

4.さいごに

 

1.【1冊目】ギャシュリークラムのちびっ子たち

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで(河出書房新社

どんな本?

“大人のための絵本作家”として有名なエドワード・ゴーリーの作品。
AからZまでが名前の頭文字についた子どもたちが、次々と怪我や死に遭うという衝撃の内容。

 

オススメの理由

子どもたちが恐ろしい運命に出逢う様を描いた、なんとも無残な内容なのですが、「抗えない力」の前では人間は無力で、自然の一部であることを思い知らされます。そして、表紙に傘を差した死神が立っているのですが、本編には一切出てこない。見えない脅威という意味で、ウィルスのメタファーのように感じました。圧倒的に現実離れした内容なのですが「現実の不条理」を突きつけられるような気がして、コロナという不条理に直面した今、思わず手にとってしまった1冊です。あとは絵の美しさも見どころ。画集としても楽しめる一冊です。

 

【2冊目】新世紀エヴァンゲリオン(角川コミックス・エース)

新世紀エヴァンゲリオン (1) (カドカワコミックス・エース)

どんな本?

「セカンド・インパクト」という未曾有の大災害から15年、新たな危機「使徒」が人類を襲う。使徒に対抗すべく、人類は汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を開発。パイロットに選ばれた「3人の少年少女」たちの戦いの物語。

 

オススメの理由

ある日突然襲来した『使徒』と呼ばれる脅威に、それまで普通の少年だったシンジくんが挑むことになるのですが、この構図とコロナ禍の現代が似ていると感じます。悲観的なビジョンで彩られているエヴァの世界の中で「逃げちゃダメだ…」と、もがき続けるシンジくんの姿を見ると「そうだよね」と勇気づけられるのです。出口の見えない閉塞感があって、息苦しさを感じる毎日ですが「いま自分にできることを精一杯やろう」と、シンジくんに学びます。
また、アニメや映画では描かれていない心理描写があるのも、コミックスならではの見どころ(122ページの表現なんて、本当にぞっとして「ウワッ」と声が出た)。映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開も楽しみですね。

(あ、ちなみに僕はアスカ派です)

 

 

3.【3冊目】シン・ニホン

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

どんな本?

「これからの変化の時代をどう生きるか」「日本の現状をどう考えるべきか」という問いへの答えを、確かなデータと実績をもとに編み出した本。ちなみに本のタイトルは、映画「シン・ゴジラ」からのオマージュ。「この国はスクラップ&ビルドでのし上がってきた。今後も立ち上がれる」という劇中のメッセージを、この本でも展開しています。

 

オススメの理由

「この国は、もう一度立ち上がれる。」という表紙のキャッチにグッときて、手にとった本。「日本」「未来」など、スケールの大きい内容ではあるのですが、「自分はどう考えてどう行動するか」を考えるきっかけをもらえます。本書から引用すると「大切なのは、自らハンドルを握り、どうしたら希望の持てる未来になるのかを考え、できることから仕掛けていくことだ。」。うん、まさにそうですね。
ちなみに、395ページでは、宮城県のとある集落のことについても触れられており、仙台・宮城に住む人にとっても自分ごとに捉えられる内容になっています。

 

 

4.さいごに

いかがでしたでしょうか。
自身の知見を深めたり新しい発見があったりする読書。
気になった本があればチェックしてみてくださいね。

ちなみに僕は基本は紙本派です。でも電子書籍も便利でいいですよね

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ichibo
ナポリ

休日は専らゲーム実況やYoutubeを見漁るインドア系編集スタッフ。本誌コーナーは「大型店info.」「宮城の観光特派員」などを担当。