宮城県では、未来の暮らしに大きなインパクトをもたらす新たな技術を応援する「テクスタ宮城」プロジェクトが始動。これまで全4回にわたり、宮城県の注目スタートアップ企業を紹介してきました。最終回は、宇宙環境の利用をもっと身近にすべく、宇宙環境利用・ 回収プラットフォーム『ELS-R』を推進している『エレベーションスペース』を紹介!COOの宮丸さんにお話を聞いてきました。
エレベーションスペース COO宮丸和成さん
最近、ロケットや衛星の打ち上げなど、宇宙開発に関するニュースを見る機会も増えています。しかし、宇宙事業を始めるには莫大な予算や時間がかかるため、まだまだハードルが高いのが実情。そんな宇宙事業へ挑戦するためのハードルとリスクを大幅に下げる、新たなプラットフォームの開発で注目を集めているのが『エレベーションスペース』です。「私たちが開発を進めている小型の無人人工衛星の最大の強みは、宇宙に打ち上げて、帰ってくることです。実験対象を衛星に乗せて宇宙を周遊し、無重力化での適用や耐久力など大事な研究成果を持って地球に戻ってくる。その“再突入技術”を日本の民間企業で初めて挑戦しています。地球と宇宙の往復を実用化して実績を重ねれば、いずれはこのプラットフォームを応用して、有人での宇宙旅行を実現することも夢ではないかもしれません」
事業開発を推進する宮丸さんは、どのように宇宙事業に参入できるか企業等に提案するのも大きな仕事だと話す
宮城県のスタートアップ企業に向け創設した奨励金も活用し新しくオフィスを仙台市内に移転。2026年の初号機打ち上げに向けて絶賛開発中
宇宙環境利用・ 回収プラットフォーム『ELS-R』は、地球低軌道を周回後、大気圏で燃え尽きず再突入・回収が可能な人工衛星。宇宙での稼働実績が取得できることが強み
エレベーションスペース
テクスタ宮城とは
「テクスタ宮城」とは、革新的なテクノロジーで新たなビジネスに挑むスタートアップ企業を、地域一体で支援するプジェクト。地域のものづくり企業との連携によるイノベーションの創出にも取り組む。
せんだいタウン情報 S-styleの非公認キャラクターとしてその名をほしいままにしてきた癒しロボ。これまで連載してきた4コママンガを振り返ってみたり、癒しロボが注目する情報などをお伝えしていきます。
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