こんにちは、S-style編集部のあちきです。
キレイなバラにはトゲがある、と言いますが、どうやらウマいものにもリスクがあるらしい。
今日は、“美味しいものを食べるためなら、「痛風」にくらいなっても良い!”そんな人しか口にしてはいけない?究極の冬の味覚をご紹介します。
今回お邪魔したのは、国分町の居酒屋『斎太郎』。1972年創業で、今年で50周年を迎える老舗です。
斎太郎があるのは、国分町は稲荷小路の「与五郎ビル」。地下鉄勾当台公園駅を降り、定禅寺通りを西側へ進むとすぐの場所にあります。
斎太郎はビルの3階。
エレベーターに乗ろうとビルの奥へ進むと、遠目に謎のオブジェが。
よーく見てみると、こちらアノ都市伝説「仙台の六芒星」について書いてある!
仙台に住むものならば一度は聞いたことがあろう、「仙台の六芒星」。
それは、伊達政宗公が仙台の街をつくる際、神社や城をプロットとし街を守る「六芒星」を描いたというもの。
その中心がなんと、与五郎ビルだというのです!
こんなところに「仙台の六芒星」の謎が隠されていたなんて衝撃。こちらのオブジェは与五郎ビル1階にありますので、ぜひみなさんも一度は訪れてみてくださいね。
さて本題から反れてしまいましたが、仙台の隠れパワースポットを拝んだところで3階へ!
あん肝、白子、そして牡蠣。泣く子も黙る“プリン体三銃士”が揃った究極の冬の味覚「痛風鍋」。
この衝撃の新名物が生まれたのは2016年のことでした。
実は、このメニューの発案者は当時の常連客。「送別会で派手なサプライズがしたい」とオーダーされ、「その材料なら普段から扱っているし、やってみよう」と挑戦してみたのが誕生の由来なのだとか!
Twitterに投稿したところ、1万以上のリツイートがされ、全国的にも話題に。
県外や海外からの観光客もこれを目当てに訪れるようになり、2019年の12月には月間1,000食超を提供するという、お店きっての名物料理になりました!
痛風鍋に入っているのは
がそれぞれなんと100gずつ!
その下には野菜もしっかりと入っています。
痛風鍋のおいしさの秘密は、素材の質とそれを活かす味付け。
「新鮮さはどこの店にもひけを取らない」と本郷さんが話す「牡蠣」をはじめ、「あん肝」も「白子」も鮮度の良いものだけを業者から特別に仕入れているそうです。
味付けは醤油ベースで、ユズの爽やかな風味を効かせているのがポイント。旨み濃厚な3種の海の幸とお野菜が鍋の中で渾然一体となり、特別な味わいを届けてくれます。
実は牡蠣やあん肝、白子といったそれぞれの食材はこれまで苦手だったのに、この料理ではじめて食べられたという人もいるんだそうですよ。さらに、ファンは年々増えており、「我慢できなくて来ちゃった」「これを食べるためにずっと節制してた!」などと語る痛風鍋フリークもいらっしゃるんだとか。たしかに、しばらく我慢してでもこの味、楽しみたいですよね。
店主・本郷さんのおすすめの楽しみ方は、〆の雑炊。あん肝をあえて2~3切残しておき、すり潰して雑炊にすることで濃厚な旨みを味わい尽くせるんだそう!
ぜひ〆まで粋な食べ方でお楽しみあれ!
痛風鍋で一躍全国的に話題となった『斎太郎』さんですが、ほかのメニューも吞兵衛のツボをついた地物料理や酒が多数揃っています。
牛たんやはらこめし、せり鍋など宮城の名物がひととおり揃っているので、県外からの観光客をおもてなしする時にはまさに最適。
老舗ならではの行き届いた心遣いと旬の料理の品揃えで、安心してゲストをお連れできる一軒ですね。
「痛風鍋」は10月~3月限定で前日までに要予約となっています。観光が落ち着いているこの時期、予約をとるには今がチャンスかも!
痛風になってでも食べたい究極の冬の味覚「痛風鍋」。
まだ食べていないという方は、この冬、覚悟を決めてぜひ体験してみませんか?
住所: 仙台市青葉区国分町2-15-20 よごろうビル3F
電話:022-263-1276
営業情報:17:00~24:00(ラストオーダー フード23:00、ドリンク23:30)
定休日:日曜(月曜が祝日の場合は営業、翌日休み)
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vol.3 青葉区中央・いな穂の「せりしゃぶ」
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日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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