こんにちは、S-style編集部のあちきです。今日は、新連載「宮城のグルメ遺産」第2弾。
青葉区中央にある『阿部蒲鉾店』の「ひょうたん揚げ」をご紹介します。
新連載「宮城のグルメ遺産」は、仙台生まれ仙台育ち、生粋の仙台っ子である編集部スタッフが、まだまだ知らない地元のグルメ遺産を探し、宮城県内をカメラ片手に走り回る企画です。本誌S-styleでも連載中
仙台人のソウルフード「ひょうたん揚げ」を手掛けるのは、1935年創業の老舗蒲鉾店『阿部蒲鉾店』。
実は『阿部蒲鉾店』は、”手型のかまぼこを「仙台名産・笹かまぼこ」と命名したのが『阿部蒲鉾店』の創業者”としても知られている、地元が誇る老舗の蒲鉾店です。
そんな『阿部蒲鉾店』の本店で食べられるのが、名物「ひょうたん揚げ」。
JR仙台駅からも徒歩圏内。仙台人の街歩き定番コースである「アーケード」内にあるため、アクセスも抜群なのが魅力です。
『阿部蒲鉾店 本店』。'14年に外観をリニューアルし、よりスタイリッシュな見た目になりました。向かって右奥に「ひょうたん揚げ」専用窓口ができたんですよ!
「ひょうたん揚げ」とは、まあるいボール場の蒸しかまぼこをほんのり甘い衣で包んで揚げた、アメリカンドッグ風のスナック。
さっくりふわふわ甘い衣に、ほんのりしょっぱい蒸しかまぼこ。そしてケチャップの甘酸っぱさの相性が抜群でついつい購入してしまう、仙台人定番の食べ歩きグルメです。
実は、この絶妙な組合せが発見されたのは1985年のこと。
伊達政宗没後350年に際して始まった「仙台・青葉まつり」の初回に合わせて作られたのが「ひょうたん揚げ」だったのです!
初夏の風物詩、「仙台・青葉まつり」の初回に出店されていた!これって知ってた?
お祭りにちなんで、「なにか縁起の良いかまぼこを」と当時の店長が考えたのがこのひょうたん型。軒先で揚げたてを販売したところ、その手軽さと愛らしい見た目が好評を呼び、かまぼこに馴染みのない若者にも一躍大人気になったそう。
当たりがでたらもう1本!串もよーくチェックしよう
今や学生からお年寄りまで寄り道のお供として親しまれ、1日4,000本を売り上げることもあるそう。食べ歩きはもちろん、お持ち帰り用に購入することも可能です。
ひょうたん揚げ(250円)。ぐるぐるのケチャップもトレードマーク!
サクサクの甘い生地に、ふわふわのかまぼこ。思い出しただけで食べたくなってきちゃいますね!今度食べる時は、政宗公に思いを馳せながら食べてみるのもいいかも?
住所: 仙台市青葉区中央2-3-18
電話:0120-23-3156(お客様相談室)
営業情報:10:00~18:30※「ひょうたん揚げ」はなくなり次第終了
定休日:無休
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日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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