【2/5（金）公開】『劇場版 殺意の道程』はこれまでなかった復讐劇！？

皆さんこんにちは、S-style編集部シネマ担当のマタギです。本日は2月5日（金）公開の映画『劇場版 殺意の道程（みちのり）』をご紹介します。タイトルだけ聞くと何やら物騒ですが、今回脚本を手がけたのはお笑い芸人であり俳優、さらには脚本家として大活躍のバカリズムさん。ドラマ『素敵な選TAXI』や『架空OL日記』が好きなマタギは、きっとクスッと笑えるシュールなおもしろさを詰め込んだ作品に違いないと、観る前から想像を膨らませていました。どんな物語なのか、さっそく見ていきましょう！

『劇場版 殺意の道程』
【公開日】２月５日（金）
出演／バカリズム　井浦新　堀田真由　佐久間由衣　鶴見辰吾

ある小さな会社の社長が取引先の社長・室岡の裏切りに遭い、自殺。息子の一馬とそのいとこの満は、葬儀の夜に亡き父の復讐を誓います。完全犯罪を企てようと計画を練りますが、それがなかなか難しい。打合せ場所はどこにする？殺害方法は？必要な道具は？そもそも完全犯罪ってどうやってやるの？そして周りの人の協力を得ながら準備を進めるうちに明らかとなる衝撃の結末。２人の復讐は成功するのか？そして２人はどうなってしまうのか…。

物語の軸となるテーマが「父を自殺へと追い込んだ室岡の殺害」ということで、作品のジャンルはサスペンス。なのですが「殺害」までたどり着くまでが長い！なんせ、初めての復讐なので一馬も満も分からないことだらけ。まずは打合せをするために集まろうとしますが、場所はどこにするかであーでもないこーでもない。場所が決まったかと思えば今度は「プロジェクト名はどうする？」。マタギは観ながら「どうでもいいよ！」と言葉をもらしてしまいました。そう、『殺意の道程』はこれまでのサスペンス作品では決して描かれることがなかった細かな部分をわざわざ映した、新感覚サスペンスなのです。

一馬を演じるのは井浦 新さん。医療ドラマ『アンナチュラル』で見せたクールで粗暴な役とは正反対の、おっとりとしていて少し抜けた役柄です。

バカリズムさんはいとこの満役で登場します。一馬と同じくらい復讐心を燃やしている一方で、どことなく「計画することを楽しんでいるのでは？」と感じる役どころ。ちなみにこれは、計画実行のコスチュームを選んでいる場面です。このシーンでマタギは「いやいや、何だっていいんだよ！」と声を出して突っ込んでしまいました。

「復讐をするとなったらどうやって？道具は何を使う？」と悩む２人にアドバイスをするのは、なぜか殺害や犯罪の知識がやたら豊富なキャバクラ嬢・このは。彼女の助言を受けて物資の買い出しに行く真面目でピュアな一馬と満のやり取りに、人を殺害しようとしている人たちだということを忘れてしまうほど。

物語の設定はシリアスなはずなのに、計画実行に向けた準備を重ねる２人はどこか楽しそう。そんな２人のかけ合いは本当のいとこ同士のような自然さがあり、「今のセリフってアドリブかな」と想像してしまうほど。殺害のシミュレーションや実行日の決定など、これまでの映画では説明を省略されていたであろうエピソードをわざわざ描く細かさにも、バカリズム節が光り思わず笑ってしまいます。

物語が進むうちに、２人のピュアな姿に感情移入して「この復讐絶対に成功させて欲しい！」と祈ってしまったマタギ。果たして２人の計画は順調に進むのでしょうか…。

物語の中盤で登場する、このはの親友・ゆずき。彼女もまたキャバクラ嬢として働き、一馬と満の計画を温かく応援します。計画も終盤に差しかかり、あとは実行日を決めるだけという場面でゆずきが特技を披露します。その中でくり広げられる一馬と満のダラダラとしたやり取りも、クスッと笑える内容なのでお見逃しなく！

バカリズムさんと井浦 新さんが織り成す新感覚サスペンスコメディは２月５日（金）より公開です。ぜひ劇場でご覧ください！

『劇場版 殺意の道程』
【公開日】２月５日（金）
【上映館】フォーラム仙台
https://entm.auone.jp/camp/satsui-movie/

なかなか劇場には足を運べないという方のために、劇場上映と同時に「auスマートパスプレミアム／TELASA」での独占配信もスタートするようです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね！