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2020.10.25

【プロが選ぶ】おすすめの本紹介【八文字屋書店 SELVA店】

本売る人に会いに

毎月一人の書店員さんに会いに行くコーナー「本売る人に会いに」。
書店員さんに“今おすすめしたい本”を紹介してもらいながら、その本に対する想いをひも解きます。

S-style11月号でお邪魔したのは『八文字屋書店 SELVA店』。
店長・金沢さんに話を伺いました。

 

1冊目:じんかん

今村翔吾/講談社/2,090円

オススメ本1冊目は「じんかん」。
戦国時代の三悪人の一人として名高い松永久秀。その生涯をあまさず余さず描いた一冊。

「『織田信長を裏切った人物』として、歴史上のヒールとし描かれることの多い松永久秀を、新しい切り口で解釈・表現した作品。大河ドラマのような重厚さの中に『新しいエンタメをつくろう』とする作者・今村さんのチャレンジングな姿勢も垣間見られる内容です。歴史ファンにはもちろん、エンタメ作品が好きな方におすすめです」

 

2冊目:希望の峰 マカルー西壁

笹本稜平/祥伝社/1,980円

オススメ本2冊目は「希望の峰 マカルー西壁」。
たった一人でヒマラヤ最難関のマカルー西壁に挑む主人公・奈良原を描く山岳小説の完結巻。

「何かに挑戦する人や冒険する人の活躍を見るのが好きなのですが、この作品はまさに命懸けで難関に挑む主人公を描いた作品。挑戦するまでの主人公・奈良原の気持ちの揺れ動きなどの繊細な描写に引き込まれました。山岳小説が好きな方にはぜひおすすめしたい一冊です」

 

S-style11月号

S-style11月号では、他のおすすめ本や書店員としてのキャリアについて、金沢さんにさらに詳しくお話を伺いました。コチラ(Amazon)からチェック!

ichibo
ナポリ

休日は専らゲーム実況やYoutubeを見漁るインドア系編集スタッフ。本誌コーナーは「大型店info.」「宮城の観光特派員」などを担当。