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2025.08.01

【勝手に女子プロ連載vol.4】大阪生まれ仙女育ち!注目の若手・愛海選手ってどんな人!?

センダイガールズプロレスリング(以下、仙女)に魅せられたスタッフこけしの連載第4弾。今週から8月24日(日)の「SENJO THE BIGGEST ゼビオアリーナ仙台」まで、仙女応援強化月間ということで、注目の若手選手を毎週紹介していきます。今回は仙女生え抜き中学生プロレスラーとして2017年にデビューした愛海選手の魅力を徹底解剖します!

(プロフィール)愛海(まなみ)。大阪府出身。小学4年生の時に仙台への引っ越しをきっかけに仙女と出会い、仙女サークルに参加。2017年7月15日中学1年生にして、対ジャガー横田戦でプロデビュー。得意技は「ドロップキック」「羽根折り首固め」「フライング・クロス・チョップ」。

愛海選手、プロデビュー8年目おめでとうございます!と言っても、実は今年成人式を終えたばかりの21歳。若い!まずは、愛海さんとプロレスとの出会いのきっかけを教えてください。

愛海さんえーと、大阪時代に両親がたまたま居酒屋で「大阪プロレス」のくいしんぼう仮面さん(大阪プロレス所属の覆面レスラー)とばったり会ったみたいで。「近くで大会があるから見に来てよ」みたいな感じで言われて、当時2歳の私を連れて見に行ったのが、プロレスとの出会いですね。



2歳にしてプロレス観戦デビュー!

愛海さん正直なところ、小さすぎてあんまり記憶がなく(笑)。えべっさん(大阪プロレスの覆面レスラー。くいしんぼう仮面とともに大阪プロレスのアイコン的存在)とかもいたと思うなぁ。そんな感じで大阪時代は、「大阪プロレス」を見に行ってましたね。

じゃあ、仙女との出会いは仙台に引っ越してきてからですか?

愛海さん自分は小学校4年生の時に仙台に引っ越してきたんですけど、たまたま近所で「みちのくプロレス」(以下みちプロ)のポスターを見かけて。そこで、初めて、「え!仙台にもプロレスあるんや!」って知ったんですよ。そこから、みちプロを見に行くようになって、プロレスに本格的にはハマっていきました。


へぇ、当時推しの選手はいたんですか?

愛海さん自分はバラモン兄弟(バラモン・シュウとケイによる双子のタッグチーム)がすごい好きで!バラモン兄弟を追いかけていたら、自然といろんな団体を見るようになって。毎週土日は、プロレスを見るのがルーティンの生活になってました。見ているうちに、自分もプロレスラーになりたいなって思うようになって、初めはみちプロに入ろうと思ったんですけど、女性は募集してなくて。そこで、仙女で「仙女サークル」という教室をやっているのを聞いて、参加するようになりました。

バラモン兄弟からの仙女サークル。そして、中学生でプロデビューをし、今年は里村明衣子さんの引退試合のタッグパートナーも務めましたよね。レジェンド選手の引退試合のパートナーって、プレッシャーがあったんじゃないですか?

愛海さんというか、プレッシャーしかなくて(笑)。プレッシャーすぎて、逆に、もうやらなきゃって振り切りましたね。時代を変えてやるじゃないですけど、自分でも、このままではダメだっていう思いがあったんです。今の仙女は、チサコさん、橋本さん、岩田さんたち上の世代の人達が最前で団体を引っ張っていて。いつまでも、それではダメだと思いますし、自分たちも這い上がっていかないといけない、なんなら超えていかなければならないと思っています。

対戦が決まってから、スマホのロック画面を里村さんや対戦相手となったアジャ・コング選手&橋本選手にして毎日意識を高めていたそう。「はじめは泣きそうなくらいの対戦相手でしたが、当日はしっかり試合に集中できました」

頼もしい!そんな負けず嫌いなところや勢いが、見ている人にも届いていると思います。ちなみに、愛海さんと言えば、会場に響き渡る「フォー!」という叫びでお馴染みですが、あれはどうやって生まれたんですか?

愛海さん「フォー!」のきかっけは、仙女で「じゃじゃ馬トーナメント」っていう若手の大会があって。その前に里村さんから「入場をもっとインパクトあるやつに変えてみて」って言われたんですよ。そこから、練習後に里村さんに向けて、何パターンも入場をやってみたんですけど、もう全然OKがでなくて。最後は、追い詰められてもうどうにでもなれって思って「フォー!」って叫んだんです。そしたら里村さんが「これだ!」って絶賛されて、今の形になりました(笑)。

「フォー!」は愛海さん渾身の魂の叫びだったんですね(笑)。すっかり、定着してますよね。

愛海さんいや、今でこそ、みんな「フォー!」っていうと盛り上がってくれるんですけど、当時は仙女始まって以来と言われるくらいのアンチコメントが届いてしまって。「仙女の“強くてかっこいい”イメージに合わない」とか、「そんな変な登場やめろ」とか。その時は、かなりへこみましたね。

そんなことがあったんですね。どうやって乗り越えたんですか?

愛海さん自分には、お兄ちゃんと慕ってる「九州プロレス」のばってん×ぶらぶら兄さん(愛海選手と同じフォー!が決めセリフ)がいて。ぶらぶら兄さんに、すごい励まされたんですよ。“やり続けることが大事だから”って言われて、頑張ってやり続けていたら、みんなにも受け入れてもらえるようになりました。

これが、魂の叫び「フォー!」。ぜひ、会場で生「フォー!」を聞いてほしい!

団体を超えた、兄妹愛!いろんな人に支えられて、今の愛海さんがあるんですね。

愛海さんはい、自分が仙女サークルに入ったのが小学校5年生の時で。そのあと、プロの練習にも参加させてもらえるようになったんですけど、サークルは楽しくても、プロの練習は本当にきつくて。腕立ても何にもできないところから、今の先輩たちに受け身とかじっくり教えてもらいましたね。両親も、やりたいことはどんどんやれっていう感じですごく応援してくれました。

では、愛海さんのこれからの目標を教えてください。

愛海さんめっちゃ、大きな目標かもしれないですけど、8月24日(日)の「ゼビオアリーナ仙台」のビッグマッチを成功させて、9月23日(日)の「仙台サンプラザ」も成功させて、仙女で日本武道館っていう大舞台に行ってみたいです。

めざせ武道館!いいですね。最後に、ゼビオアリーナ仙台に向けての意気込みと、ユーザーへのメッセージをお願いします!

愛海さん今、仙女はみんなで一丸となって、どうやってプロレスを知ってもらえるか、仙女の魅力を伝えられるか試行錯誤しながら取り組んでいます。実は、自分も小学生の頃、周りにプロレスが好きな人がいなくて。それでも、毎日洗脳のようにプロレスの魅力を語りまくってました(笑)。そうしたらみんな自然と詳しくなって興味を持ってくれるようになったりして。だから、しっかりと地道な広報活動もしていきたいし、今できる最高の試合で魅力を届けたいと思います。ぜひ、みなさん生で見てみてください!仙女には「熱い戦い」も「面白い戦い」も、ボリューミーに揃っているので、ぜったい面白いと思います!

おまけ

実は大のおじいちゃん、おばあちゃん子という愛海さん。成人を迎え、おじいちゃんたちと居酒屋に行くこともあるそう。そんな、お酒好きの祖父母のDNAを受け継いでか、愛海さんの食の好みも酒飲み系統。「仙女の酒好き!?の先輩、チサコさん、岩田さん、ぜひ一緒に乾杯したいです!」ということでした。この場を借りて、先輩方にお伝えいたします。

 

【SENJO THE BIGGEST ゼビオアリーナ仙台】
開催日時/2025年8月24日(日)15:00試合開始/13:30開場
会場/ゼビオアリーナ仙台
住所/宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目4−10
チケット/2階自由席3,300円、1階ひな壇席6,600円、リングサイド8,800円他
※18歳以下無料招待
問い合わせ/センダイガールズプロレスリングhttps://sendaigirls.jp/schedule/20250824/

 

こけし
kokeshi

プロレスは元気と勇気をくれるパワースポット。プロレス沼に足を突っ込んだスタッフこけしが、推しの魅力を(勝手に)伝えます。