夏の全国高校野球選手権第105回大会にて、2年連続の決勝進出という快挙を達成し、今年も宮城・東北に大きな元気や感動を与えてくれた仙台育英学園高校硬式野球部が本日凱旋。
前大会優勝校の名に恥じない戦いぶりで並み居る強豪校との激戦を制し、史上7校目となる2大会連続優勝という偉業にあと一歩まで迫り、惜しくも準優勝でこの夏を終えた硬式野球部。その凱旋報告会の様子を速報でレポート。
輝かしき準優勝の楯と共に温かい拍手に包まれながら迎え入れられた監督、主将は今大会の締めくくりとしてどのような言葉を残したか、コメントを全文公開します。
【山田脩也主将コメント】
まずは宮城県大会からこの甲子園にかけてたくさんのご声援、本当にありがとうございました。宮城県大会であったり、甲子園大会を勝ち上がるにあたって、皆さんの応援っていうのは本当に心強くありましたし、選手もそれぞれグラウンドで、その応援を糧に全力でプレーしてきました。
結果は準優勝という形となってしまいましたが、後輩たちがまた日本一に向けて、必ず皆さんと共に甲子園に行ってくれると思います。3年生はこれで一区切りとして、引退となりますが、またそれぞれ次のステージに向けて飛躍できるよう、これからも頑張っていきたいと思います。本当にたくさんのご声援、ありがとうございました。
【須江 航 監督コメント】
皆さん、こんにちは。温かい応援、本当にありがとうございました。えー、日焼けしました(笑)。なんか宮城県大会の時より、生徒会やチアの皆さんとか吹奏楽部の皆さん、顔が焼けてますよ。あの、本当に応援心強かったです。世間では決勝戦の慶応さんの応援がすごすぎるとか言ってましたけど、僕の耳には皆さんの応援の方が大きく聴こえてきました。それだけ心強くて、背中を押してもらいました。 最後の最後に優勝という結果はついてきませんでしたけど、“限りなく金色に近い銀メダル”だなって思っています。それをさせてくれたのは、ここにいる野球部で言うとベンチに入ってない選手、そして応援の皆さんの力があったから、今日こういうところで報告会ができる。とっても幸せです。本当に、本当に、本当に、みんなの応援のおかげです。
先ほど仙台駅に着いた時に、昨年よりおめでとうと言葉をかけてくれた方が多かったと思います。仙台駅の駅長さんから聞いた話だと、2000人は軽く超えているんじゃないかと言っていました。それくらいたくさんの方にお出迎えいただいて。負けた時の方が人が集まるって温かい街ですね。改めて宮城県がとっても大好きになりました。
本音で話すと、よくやったなって思うのが大きかったんですけど、皆さんの顔を見ると、優勝したかったなって思う自分もいます。次はですね、なんと3日後にもう来年の春の選抜をかけた戦いが始まっちゃうんですね。わずか3日後に。まだ誰がスタメンなのかっていうのは全くわかってないんですけど、始まっちゃうんです。なんとか勝ち抜いて、もう1回みんなで甲子園に行き、素敵な時間を過ごせたらなって思っているんですけど、それはなかなか難しいことなので。出場するには、また皆さんの力を借りることになると思います。
1、2年生の皆さんは経験値が全国マックスでございます。多分、生徒会の皆さんも、吹奏楽部の皆さんも、チアの皆さんもみんなマックスです。なぜかというと、1年生の夏が甲子園優勝、 2年生の夏が準優勝ということで。3年生になったら参加できるかわからない子もたくさんいたりするかもしれないんですけど、これだけ経験値がありますから、史上最高の“チーム仙台育英”でもう1回来年、挑戦できたらなと思ってます。
ほんとに暑い中で長期間、引率の先生方も、お盆の大変お休みしたいところで、通常業務に加えて、たくさんのご支援、ご指導、また感染症対策とか、集団での行動で安全管理ですとか、さまざまなご苦労ある中で、本当に長期の滞在ありがとうございました。改めて感謝しています。素晴らしい経験をさせていただきました。本当にありがとうございます。
~須江監督こぼれ話~
ひとつ大事な話がありまして、吹奏楽部のみなさんの発案だと思うのですが、台風の影響で応援に来れなかった専修大学松戸高校さんの応援歌を演奏していただいたとのことで、私の方に専修大学松戸高校理事長の富山先生からお礼の連絡をいただきました。選手や生徒には泣いて喜んでくださった方もいたとのことで、何度も何度も「ありがとうございました」とのお言葉をいただきました。
もうひとつ、山田、尾形、高橋、橋本の4名が18歳以下の日本代表に選出されました。おめでとうございます! 28日(月)に東京ドームで大学日本代表と試合したのち台湾で開かれる大会に参加します。WBCで日本代表が優勝した年に、同じ日本代表のユニフォームを着て頑張ってきてくれるので、TVの前で応援してくれると嬉しいです。
仙台育英学園高校の硬式野球部メンバーおよび関係者、生徒のみなさん、“価値ある準優勝”本当におめでとうございました! この経験を糧に新たなスタートを切る、新チームの躍動を心より期待しております。
てんびん座O型の新人編集者。好きな食べ物は笹かまぼこ。自分史上最もおいしい笹かまぼこを決定すべく、色々なお店の笹かまぼこを食べ比べる日々を送る。どれもおいしくて選べそうにない。
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