南国のようなカラーリングに不思議な棘を持つボディ。殻を剥くと中には、磯の香りに満ち満ちた山吹色の肉厚な身。
その正体は、宮城県が生産量全国1位を誇る海産物、“ホヤ”。旬の夏を迎えると宮城県内ではスーパーマーケット等にも出回り、新鮮な身を刺身やホヤ酢にしていただくのが風物詩!
世界でも宮城県民のみが真の美味しさを知るとされる(?)パーフェクト味覚物体。ちまたでは『スター・ウォーズ』シリーズの登場人物、「ダースモール」のモデルになったのではというウワサもある(根拠なし)
別名を“海のパイナップル”とされ、甘味、塩味、苦味、酸味、うま味の五味を揃える稀有な食材としても知られています。
そんな宮城の珍味「ホヤ」がなんと「駅弁」に!来る2023年9月1日(金)から仙台駅の『NewDays』『NewDays KIOSK店舗』(※一部店舗除く)で発売開始されます。
なんでも弁当の見た目は、あの「ほや酔明(すいめい)」そっくり!
東北新幹線の名物土産「ほや酔明(すいめい)」。ホヤのハーフドライ珍味で『水月堂物産』のロングセラー
これは一体?
気になる「ほや弁当」を取材してきました!
2023年9月1日(金)から仙台駅の『NewDays』『NewDays KIOSK店舗』(※一部店舗除く)で発売開始される「ほや弁当」。その名の通りホヤをふんだんに使った、“ホヤ好きのホヤ好きによるホヤ好きのための”駅弁です。
2023年8月31日の発表会でお披露目
開発に携わったのは、
という、宮城拠点の異業種5社。
東日本大震災や新型コロナウイルス流行の影響で逆境にあったホヤ業界、駅弁業界を盛り上げるべく、2023年3月から「ホヤを主役とした駅弁」の開発がスタート。
度重なる試作、試食をくり返し、「ほやづくしのおつまみ弁当」ということで、ついにホヤ好きを満足させる味わいが完成!いよいよ明日、発売を迎えます。
ほやドル・萌江さんも発表会に参加。ホヤづくしの味わいに太鼓判!
「ほや弁」(1,450円)
こちらがその「ほや弁」。パッケージはまさに!ビッグ版の「ほや酔明」。
大きさの比較
ふたを開けると中にはホヤのオレンジ色がいっぱい。
左上、鶏の唐揚げに見えるでしょう。ホヤです
料理は想像を超えるホヤづくし。
【ほや弁メニュー】
「ほや」がすごい数!
なんとこのお弁当、7種類ものホヤ料理が詰め込まれているんです。
まずはこちら、ほや酔明入り炊き込みご飯。
生のホヤと「ほや酔明」の2種のホヤを、宮城県産ひとめぼれに炊き込んだ逸品。ホヤの旨みがしっかりと染み込み、ひと口食べると口中がホヤ独特の風味でいっぱいに。
「ほやの天ぷら」と「ほやの唐揚げ」は、ホヤ料理だけで30種ものメニューを揃える居酒屋『まぼ屋』渾身の仕上がり。
唐揚げは、ホヤの良さを残しつつ、ニンニクやショウガ、醤油などの食欲をかき立てる味付けに。素材の味を楽しむシンプルな味付けの天ぷらとの食べ比べも楽しいです。
この「ホヤの酒蒸し」が一番ホヤ度高く感じました。思わず(ホヤッッ…!)と心の中で言ってしまうはず
さらになんと!
一見普通の笹かまに見えるこちらもホヤ醤油で味付けされています。
ホヤサプライズ!これには色んなホヤ料理を食べてきた萌江さんもビックリしていました!
発表会で試食を任された萌江さん。ホヤ祭りのお弁当に「ホヤい!」「ホヤわせ~~」などの名言が連発!
そして、あの「ほや酔明」を使ったポテトサラダにも驚き!生のホヤではなかなかお弁当での提供が難しいそうですが、「ほや酔明」なら惣菜アレンジも可能!アクセントに「ほや酔明」の味わいが効いたポテトサラダもおいしかったです◎
お酒に合う「おつまみ弁当」として開発されているため、全体的に珍味・ホヤの味わいが酒を誘う構成に。ご飯から揚げ物まで7種の調理法でホヤの魅力を大満喫できちゃいます!
「笹かまぼこのホヤ醤油煮込み」や「ホヤの天ぷら」など比較的薄味のものから食べていくと、繊細な味の違いをより感じられそうです
「ほや弁」の価格は1個1,450円。
仙台駅の『NewDays』『NewDays KIOSK店舗』(※一部店舗除く)で販売。さらに2023年10月からは仙台駅2Fの駅弁屋『祭』、東京駅でも販売が予定されているんだとか。
宮城県民だけじゃない、より多くの人々にホヤのおいしさを知ってもらえる機会になりそうですね◎
未体験の方はぜひ、五味を揃えるミラクル食材・ホヤを気軽に、しかも7つの調理法で味わえるこの機会をお見逃しなく!気に入ったらぜひ宮城で、生のホヤ刺しやホヤ酢も食べてみてほしいですね。
一度食べたらあなたもホヤ県民の仲間入り。独特な味わいが癖になる、ホヤ好きのホヤ好きによるホヤ好きのための「ほや弁」。いざ全国へ届け~!
ほや弁
価格/1,450円
発売日/2023年9月1日(金)
販売店舗/仙台駅の『NewDays』『NewDays KIOSK店舗』(※一部店舗除く)
日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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