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2023.04.05

【JA仙台リコメンド】 新しい仙台野菜を味わおう

仙台市近郊では、「曲がりねぎ」や「仙台雪菜」をはじめとした、さまざまな仙台野菜が育まれています。その仙台野菜が今、農家さんの新たなアプローチで進化しているのをご存じですか?

農家さんたちがそれぞれの土地の風土や培った技術を活かし、独自のアプローチを加えて栽培する新しい仙台野菜はユニークなものばかり。

今回は新鮮な取り組みで栽培し、みなさんの食卓へ魅力的な新仙台野菜を届ける、3つの注目野菜農家さんのもとを訪ねてみました。

目次

1.松島の新たな名産に。『サンフレッシュ松島』のトマト
2.見た目も絵になる『マコベジ』のカラフル西洋野菜
3.旬の味わいを先取り!『田代農園』の早採り野菜

松島の新たな名産に。『サンフレッシュ松島』のトマト

宮城県内でも1年を通して比較的温暖で穏やかな気候の松島は、海産物の養殖も有名ですが、実は野菜を栽培するのにも適した環境なんです。なかでも今、新しい名産として話題なのが「松島とまと」。

スーパーの野菜コーナーでメガネをかけたトマトのイラストに見覚えがある人も多いのではないでしょうか?まさにそれが「松島とまと」です。

そんな人気のトマトを栽培する『サンフレッシュ松島』の広大な農園を訪ねてきました。

松島の海岸沿いから少し離れた内陸にある『サンフレッシュ松島』は、1ヘクタールという県内トップクラスの広大な土地でトマトをハウス栽培しています。

訪れた時期はダウンジャケットを着るような寒い日でしたが、ハウス内に入らせていただくとそこはもはや南国。「このハウス内はトマトの育成に重要な温度調整と二酸化炭素濃度を、最新のコンピューターを導入して自動制御しているんですよ。季節を問わずトマトを育てるのに快適な環境を維持しています。とはいえ夏のハウス内は地獄のような暑さですけどね」。

そう話すのは『サンフレッシュ松島』の代表取締役・内海孝則さん。栽培方式も特徴的で、土壌の替わりにココナツの殻を砕いた“ヤシガラ”と言われる培地と天然石を主成分としたロックウォールを使用した、オランダ式の「ガラス温室養液栽培」が用いられているそうです。そんなハウス内ですくすく育つトマトは、形もよく色艶もきれい。

内海さん曰く、「最新のシステムもさることながら、やはり松島の穏やかな気候があってこそ安定して美味しいトマトが育てられるんです」とのこと。

ガラスハウスの中に入って驚いたのが、ミツバチが自由気ままに飛び交っていたこと。じつはこのミツバチは、受粉の為に飼われているそうです。

最新鋭のシステムを活かしながら、自然受粉というアナログな方法でトマトを育てるのも『サンフレッシュ松島』のこだわり。品質管理から収穫、出荷まで人の手を介して丁寧に作業をしているからこそ安定した味と収穫量がキープできているそうです。

ここで育てられるトマトは、濃い桃色が特徴的な「桃太郎エイト」。この品種は温度や気候の変化に弱く安定した栽培が難しい、全国的に見ても栽培農家が少ない希少なトマトなんです。

その気になる味わいを一言で表すなら“トマトらしいトマト”。「最近はフルーツテイストなトマトが人気ですが、ここで作るトマトは酸味が効いた濃厚な味わいが特徴。そのまま食べるのはもちろん、調理してもトマトの風味をしっかり楽しめるのがこだわりなんです」と内海さん。

実際に食べてみるとトマト本来の濃厚な旨みが楽しめると共に、どこか懐かしさが感じられるホッとする味わいでした。

農園には直売所も併設しているので、ぜひ松島に立ち寄った際には採りたての新鮮トマトを買いに訪ねてみてくださいね

サンフレッシュ松島の公式Instagramはこちら
https://www.instagram.com/sunfresh_matsushima.co.ltd/

見た目も絵になる『マコベジ』のカラフル西洋野菜

まるでフラワーアレンジメントを見るような色彩豊かな西洋野菜の素敵な写真やおいしい調理法をInstagramにアップしていて、ずっと気になっていた『マコベジ』。

「西洋野菜を家庭でもっとカジュアルに味わってほしい」。そんなコンセプトのもと、手に取りやすい価格で料理を楽しくしてくれる西洋野菜をご夫婦で栽培しています。

富沢の畑で季節に合わせて100種類ほど栽培されている西洋野菜は、どれも和食でも親しみやすい味わいが人気。そんな仙台生まれの西洋野菜の魅力を教えてもらうため、『マコベジ』の素敵なアトリエを訪ねました。

ドライフラワーからラジコンまで、夫妻の好きなものに囲まれた山小屋風の素敵な空間は二人の作業場。ここから出荷予定の野菜やおすすめのレシピなどをInstagramで発信しています。

「西洋野菜は手に入りづらかったり、すこし値段が高かったりと、ちょっぴり贅沢な野菜というイメージがありますよね。そんな西洋野菜をもっと身近に感じてもらうためにここでいろいろと作戦を練っています」。

そう話す通り『マコベジ』の栽培する西洋野菜は、普段スーパーで並ぶ野菜とほぼ変わらない価格帯。そしてカラフルで絵になる見た目も相まって、つい手に取ってみたくなるような魅力が詰まっているんです。

「Instagramを見てありがたいことに、どこで買えるんですか?といったメッセージをいただくこともあるんです。でも現状は通販をしていないため遠くの人に届けるのは難しいので、最近はそんな方たちにも楽しんでいただけるように商品開発も進めています」。

気になる開発中の商品とは、水で戻して食べられるドライ野菜。今はカボチャやネギなど様々な西洋野菜を素材に専用機器を使用して、自分たちの手でドライにして試作を繰り替えしている最中。

そんな色鮮やかなドライ野菜は、チップスとしてそのまま食べたり、酢で戻してピクルスにしたりと、野菜の楽しみ方をさらに広げてくれそうです。

『マコベジ』の庄子夫妻は、野菜を栽培しはじめたのは15年前のこと。すこしずつ経験を積みながら品種を増やして、今は100種類ほどの野菜を通年にわたって栽培中。

まだまだ新しく栽培したい野菜もたくさんあるそうなので、その活動から今後も目が離せません。

『マコベジ』のカラフルな西洋野菜は、『イオン仙台富沢店』や『花京院市場』各店などで手に入ります。旬の野菜や西洋野菜の美味しい食べ方、出荷状況などはInstagramでチェック

マコベジの公式Instagramはこちら
https://www.instagram.com/maco_vege/

旬の味わいを先取り!『田代農園』の早採り野菜

最近は品種改良や生産方法の工夫のおかげで季節を問わずに食べられる野菜や果物が増えていますが、それは農家さんの確かな技術や努力の賜物です。

仙台市泉区でさまざまな農家さんと共に広大な畑をシェアしながら野菜を栽培する『田代農園』も、旬を先取りした“早採り野菜”で注目を集めている農家のひとつ。

「冬は根菜が中心なので畑の景色は寂しいものです」と迎えてくれたのは『田代農園』代表の田代 涼さん。ただでさえ気候や環境の変化に敏感で栽培が難しい野菜を、早採りして出荷するその秘訣を田代さんに聞いてみました。

『田代農園』の畑に埋まっていたのはニンジン。その旬といえば5月から6月頃なので、こちらも早採りで栽培された野菜のひとつ。でも実はこのニンジン、商品として出荷はしないそうです。

「このニンジンは大きさも色も申し分なく、味も甘くておいしいんですよ。でも今年は雪が結構降ったので、地中のなかで凍ってしまったんです。そうなるともう商品にはできないので、次に作る野菜の肥料や野菜の自販機でリーズナブルに販売したりしています。早採りは栽培するのに賭けのような要素もあって、その年の気候次第では失敗してしまうこともあるので、トライ&エラーを繰り返しながら栽培の精度を上げているんです」。

田代さんの出荷する先採り野菜の最大の特徴は、ただ早く出荷するのではなく、旬の味もしっかりと先取りして楽しめるところです。

それぞれの野菜の納品時期は最盛期のなんと約2カ月前。旬の味ごと先取りできるのは、しっかり風土の特徴を理解するのはもちろん、野菜の知識や栽培の技術などたくさんの経験値を積んだ田代さんだからこそなせる技。その早採りを可能にしているのがハウス管理での栽培です。

「秋から春先まではハウスで栽培するサラダ蕪やほうれん草といった野菜が出荷のメインですね。たくさんの品種を栽培するのは難しいですが、ハウスで温度管理をしっかりすれば、季節や気候に左右されずにある程度、先取り野菜を栽培できるようになりました」。

夏の畑は青々と葉が茂り、その姿は一変。3月頃から準備をはじめ、トウモロコシを皮切りに初夏には『田代農園』が栽培する野菜の中でも特に人気のある枝豆の出荷が始まります。枝豆といえば最旬は8月が相場ですが、こちらも2ヵ月前の早採り出荷。

「枝豆は県内の農家さんでもなかなか所有している人は少ない専用機械で一気に収穫することで、出荷までのスピードもさらに短縮されました。今年も6月には出荷を始める予定ですので、楽しみにしていてください」。

『田代農園』自慢のえだまめは、コク深い味わいが魅力。一度食べ始まると止まらなくなると評判で、ビールのお供にもおすすめ。そんな『田代農園』の野菜は「花京院市場」各店などで購入が可能です。

田代農園の公式Instagramはこちら
https://www.instagram.com/tashiro_nouen/

それぞれがユニークなアプローチで栽培する新仙台野菜はいかがでしたか?仙台市近郊にはここで紹介した他にも、新しい仙台野菜を育む注目の農家がたくさん!

そんな個性豊かな農家や旬野菜の情報まで、仙台の食と農の最新情報はぜひ『JA仙台公式アプリ』でチェックしてみてください!https://introduction.bp-app.jp/jasendai/

JA仙台マスコットキャラクター「たなばたまる」

iyashirobo
癒しロボ

せんだいタウン情報 S-styleの非公認キャラクターとしてその名をほしいままにしてきた癒しロボ。これまで連載してきた4コママンガを振り返ってみたり、癒しロボが注目する情報などをお伝えしていきます。