こんにちは、S-style編集部のあちきです。
『せんだいタウン情報S-style』11月号は「横丁★ワンダーランド」特集。
今日は、本特集の企画「行くぞ!ヨコチョー!壱弐参横丁はしご酒ルポ」を特別にWEB版でもお届け!本誌で伝えきれなかった内容まで、たっぷりとご紹介します。
★行くぞ!ヨコチョー!壱弐参横丁はしご酒ルポ
横丁という底知れない場所の魅力に迫るべく、醍醐味である“はしご酒”に挑戦した模様をお届け。さまざまな人との出会いに、酔って笑って。千鳥足で行く横丁はしご酒ルポルタージュをどうぞ。
★体験したのは…なぁちゃん
横丁か、横丁以外か。その違いっていったいなんなのか。「横丁」というものの魅力は、その内部に入ってみないと分からない!
ということで17時、まず潜り込んだのは、紫文字の看板が目を引く居酒屋『チエ』。
「いらっしゃい! なに飲むの⁉」と、入るやいなや中国出身のママ・栄霞(えいか)さんから歓迎のご挨拶。
横丁ツウなら知っての通り、『チエ』に一切、お品書きはありません。
ここのルールは、「ひとり1,000円ポッキリで、おまかせ料理5品+飲み物一杯。さらに飲むなら、おかわり1杯500円」。だから客は、「何を飲むか」を伝えるだけで良いのです!
この日の「ちょいのみセット」はキュウリの漬物と煮タマゴからスタート。
お品書きがなく、一人1,000円(基本料金)という明朗会計の『チエ』では、料理の量も「男性か女性か」「お腹が空いてそうか空いていなさそうか」などで栄霞さんが適当に加減してくれるため、客はただ酒をのんでくつろいでいるだけで良し。
のんびりしている間に、次々に手料理が振る舞われます。
おしゃべりしながら栄霞さんの手元が忙しなく動いているなと思っていたら、その手には春巻き。
4品目は、揚げたての春巻でした!
ここでひとつ、『チエ』を語る上では絶対に外せない、ヨシオさんという人物をご紹介。
『チエ』にいつ行ってもカウンターに座っている、写真右の男性。ヨシオさんと言い、栄霞さんの相方さんである。
カウンターの中で見事な手際を見せながらビシバシと場を仕切っていく栄霞さんに対し、お客さんと肩を並べ、やさしい笑顔で場を和ませるヨシオさん。
「今日、二日酔いでチャーハン食べたいから今から作る!」と栄霞さんが作業を始めれば、ヨシオさんがこっそり、「この人のチャーハンはおいしいからね。今日来た人はラッキーだよ」と教えてくれたり…。
客を介してくり広げられる2人の絶妙なかけ合いに、こちらもどんどん楽しくなってくるというものです。
この阿吽の呼吸、飴と鞭(?)のおもてなしに、なぁちゃんもすっかり酔いどれ気分。「どこかで定食を食べてビールを頼むより全然安いでしょ。今日は来てくれてありがとうね。また来てね」とヨシオさんの笑顔に再訪を誓い、栄霞さんとハイタッチして店を後に。
いやはや、1軒目からディープ過ぎるスタートに。ここから一体どうなっちゃうの~⁉
S-style11月号は仙台市内にある5つの横丁からお店をピックアップ。
定番の飲み処はもちろん、ランチにも使えるお店や
掘り出し物が見つかる物販店など、多彩な楽しみ方を紹介します。
(vol.695)
【コンテンツ】
◎仙台の横丁
壱弐参横丁、文化横丁、仙台銀座、東一市場、仙台浅草。
5つの横丁から、定番の飲み処やランチ営業もしているお店、気になる物販店をピックアップ!
◎横丁虎の巻
初心者必見!「はじめての横丁」をもっと楽しむために知っておきたいアレコレをお伝えします。
◎行くぞ!ヨコチョー!壱弐参横丁はしご酒ルポ
新米スタッフを引き連れて、リアルにはしご酒体験! ディープで楽しい横丁ルポルタージュです。
◎仙台横丁会「横丁イイネ!」座談会
今年発足した仙台横丁会の参加店メンバーを中心に、横丁の魅力を語ってもらいました。
◎ようこそ横丁へ!S-style横丁セット
お店の個性が感じられる「S-style横丁セット」をご紹介。気になるお店でぜひオーダーを!
日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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