こんにちは、S-style編集部のアルデンテです。仙台市青葉区上杉に11月18日リニューアルオープンした『中杉山はんぞう』へ行ってきました。国分町の名店が、移転を機にどんなふうに変わったのか、レポートします!
仙台の繁華街・国分町で『Bisui はんぞう』を営んで10年。気仙沼・唐桑出身の親方が作る和食や郷土料理は、地元のよさを伝える丁寧な仕事ぶりで人気がありました。
2021年11月、新たな出発の地として選んだのは上杉。『中杉山はんぞう』として、東北の未知の魅力を発信するお店として生まれ変わりました。
お店がある通りはかつて「中杉山通」と呼ばれていた場所です。「地域の方に長く愛されるお店になれば」と、昔ながらの地名にちなんで名づけられました。
お店のコンセプトは「食の結い人(ゆいびと)」。「食で心と体を喜ばせ、出会いと感動のある店」を目指しています。
涌谷町の無農薬レモンや青パパイヤなど、東北各地の未だ知られざる食材や魅力を発見し、料理を通して伝えてくれます。
そんな『はんぞう』のランチは「旅する東北ランチ」(1,980円)。
おひたしや茶わん蒸し、お刺身、天ぷら、焼八寸、炊き合わせなど10品ほどが、色とりどりの器で供されます。
中でもおすすめは、季節の食材をあしらった茶わん蒸しです。国分町時代からファンが多かった品で、カツオだしをきかせたふるふるの茶わん蒸しはやさしい味わい。
この日は青森のタラキクと、それを炊いただしを使った銀あんがかかっていました。
野菜は、親方のご両親と叔父さんご夫婦が気仙沼の畑で作ったもの。ランチでは「ベジバー」としてカラフルなサラダをいただくことができます。
お店は完全予約制で、昼は「旅する東北ランチ」1種類のみ。
夜はおまかせコース(5,000円)がおすすめですが、要望に応じて「酒のアテだけで軽めに3,000円くらいで」「ご飯ものの代わりに鍋を」など料理内容を考えてくれるので、まずは相談してみてください。
夜の人気メニューは、季節の魚の煮つけ。開店当初から継ぎ足しているタレには、様々な魚介の旨みが溶けだしていて、なんともいえない深い味わいです。
この日のお刺身は本マグロとメカジキの盛り合わせ。「紅白の彩りから、気仙沼ではおめでたい時に出すことが多いんですよ」という親方の話に「へー!」と盛り上がりました。
こういうお話が聞けるのも、お店ならではの楽しみですね。
木の温もりが感じられる店内には、石巻の杉を使用。カウンターは、遠刈田にあった樹齢100年超えの栃の木で作られています。
ほかにも、テーブル席の頭上に浮き球が飾られていたり、気仙沼の酒蔵「男山」の酒樽のフタが壁にあしらわれていたり、とさまざまなこだわりが!
お店の入口には青パパイヤ茶や山形県・月山のそばなど、親方と女将さんが出会った東北の「おいしいもの」が並んでいます。気に入ったら買うこともできますよ。
こんなところにも「食の結い人」としての姿勢が窺えますね。
まとめ
・国分町から上杉へ。長く愛される店に込めた想い
・東北を旅しているような、各地の食材を味わえるランチ
・昼も夜も完全予約制。夜はおまかせコースがおすすめ
・店内にもこだわりアリ!地元の良さを感じる空間
ということで、仙台市青葉区上杉に移転オープンした『中杉山はんぞう』は、昼と夜、それぞれの楽しみがあるお店でした!
住所:〒980-0011 仙台市青葉区上杉3-9-66 伊東ビル1F
電話:022-263-8571
営業情報:11:00~14:00、18:00~21:00
定休日:火曜
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日々、4歳児に振り回される中、癒しはコーヒーとアルコールと人んちの猫。マンガアプリを渡り歩いて、隙間時間に読むのが趣味。いまチェックしているのは「胚培養士ミズイロ」「ダンスダンスダンスール」。「街のANTENNA」コーナー担当。
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