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2025.07.14

【体験レポ】山形県村山市を満喫する、五感で楽しむ夏の1泊2日の旅!

自然・食・文化あふれる山形県村山市。
そんな村山市では、農業体験やクラフト体験などが気軽に楽しめるよう、「アグリランドむらやま」という事業が展開されており、魅力的なプログラムが数多く登録されています。

今年の冬に引き続き、この事業を活用して、編集部が1泊2日で全力体験してきました。
冬の体験の様子はこちらから。

今回は夏ならではの体験や、地元食材を堪能できるスポットなどをご紹介します!
これを見れば村山市に遊びに行きたくなること間違いなし!
夏の村山市の旅、早速スタートです!

夏の最上川が私たちを出迎えてくれました!

目次

【1日目】
・バラに包まれる贅沢な時間
・かまどで炊き上げたご飯が自慢!地元民に愛される食堂
・市内唯一のブルーベリーガーデン
・天然ジュンサイを初体験!
・「食用バラ」で作るバラの酵素作り
・紅茶と手作りスイーツでほっと一息
・温泉宿でリフレッシュ!

【2日目】
・わざわざ寄りたくなる道の駅
・馬との触れ合いを楽しもう!
・そばの名店でランチ

まとめ

お知らせ

今回体験したのは、すーです。村山市の魅力をしっかりとお伝えします!

【1日目】

バラに包まれる贅沢な時間

まず訪れたのは『東沢バラ公園』。
環境省から、「かおり風景100選」に認定されており、品種によって見頃が異なるため、様々な種類のバラを秋まで楽しむことができます。

公園内には750種、2万株ものバラが咲き誇ります

市制施行45周年を記念して開発された村山市オリジナルバラ「むらやま」

バラの香りに包まれながら公園内を進んでいくと、大きな鐘を発見。
この『東沢バラ公園』は、「恋人の聖地」にも認定されており、デートスポットとしても人気を集めています。

私は一人で鐘を鳴らしてきましたが…(笑)。ぜひ大切な人と鐘を鳴らしに行ってみてください!

たくさん歩いた後は冷たいスイーツで休憩!
公園内の「バラ交流館」では、バラを使ったオリジナルスイーツを楽しむことができちゃうんです!

「バラフロート」600円。バラのゼリーとアイス、サイダーを組み合わせたバラ尽くしのフロート

「バラソフト」500円。バラの香りがふわっと香る、バラ公園オリジナルのソフトクリーム

9月13日(土)から28日(日)にかけては、秋のバラまつりも開催予定!
全身でバラを感じましょう!

◆東沢バラ公園
住所/山形県村山市楯岡東沢1-25
電話/0237-53-5655
入園料/大人(高校生以上)600円、小・中学生300円
※バラまつり開催期間中以外は入場無料
HP/https://www.pride2.co.jp/murayamabara/

かまどで炊き上げたご飯が自慢!
地元民に愛される食堂

バラ公園を満喫し、そろそろお腹が減る時間。
ということでお昼を食べに向かったのは『オクヤマ食堂』。
2年前の8月にオープンした、地元の食材をふんだんに使用した料理が人気の食堂。

空き店舗をリノベーションした店内。お店の外には開店前から行列が!

店主の奥山大地さん。地元山形の食材を活かした食堂を開きたいとお店をオープンしたそう

いただいたのはお店の一番人気「有頭えびの大きなえびフライ定食」。

「有頭えびの大きなえびフライ定食」1,498円

巨大なエビフライは、衣はサクサク、中のエビはふっくらぷりぷりで、インパクトもボリュームも満点の一品です!
お米は県内産の品種を日替わりで提供しており、品種ごとに水の量や炭の量まで変えるこだわりぶり。
ちなみにこの日のお米は「山形県産ひとめぼれ」。
お米のおいしさに大感動でした!

村山市にはまだまだおいしい食材がたくさんあることを実感させてくれる『オクヤマ食堂』の絶品定食をぜひご堪能あれ!

■オクヤマ食堂
住所/山形県村山市楯岡五日町4-16
電話/090-8610-0980
営業時間/11:00〜15:00
定休日/月曜、火曜
HP/https://www.instagram.com/okuyama__shokudo__8888/

市内唯一のブルーベリーガーデン

食事の後は甘いものが食べたくなる…ということで向かったのは『大沼ファームブルーベリーガーデン』。

17品種300本のブルーベリーの木が植えられており、6月下旬~8月中旬にかけてブルーベリーの収穫体験を楽しむことができます。村山市でブルーベリー収穫体験ができるのはここだけ!

摘み採り用のパックを持って、早速収穫体験スタート!

摘みたてのブルーベリーを一口食べてみると、とにかく甘い…!粒も大きく、味の濃厚さに驚きです

実はブルーベリー摘み採り初体験の私。完熟しているブルーベリーを見極めるコツは「触るだけで枝からコロッと採れるかどうか」なのだとか

品種によって大きさはもちろん、酸味が強かったり、甘みが強かったりと、食べ比べをできるのもブルーベリー摘み採りの醍醐味。
ちなみに、甘みが強く、濃厚な味わいの「アーリーブルー」が私のお気に入り。

パックいっぱいに収穫できました!

完熟したブルーベリーに大満足でした!

■大沼ファームブルーベリーガーデン
住所/山形県村山市大字白鳥1870-2
電話/0237-53-1351(村山市観光物産協会)
開園時期/6月下旬~8月中旬までの土、日曜、祝日
料金/大人1,000円、中高生500円、小学生以下無料
※時間無制限食べ放題。入園時に100gのパック付き

天然ジュンサイを初体験!

続いて向かったのは『じゅんさい沼』。

みなさん、「ジュンサイ」って知っていますか?
「ジュンサイ」とは、スイレン科の水生植物。
食べる部分は、葉が開く前の若芽の部分で、その周りには透明なゼリー状のヌルがあるのが特徴。

村山市のジュンサイは天然もので“ヌル”がとても多く、ツルンとしたのど越しの良さとシャキシャキとした歯ごたえが特徴

ここでは採れたてのジュンサイを購入することができます。

左:生じゅん菜L(500g)1,700円、右:生じゅん菜M(300g)1,500円

茹でたジュンサイを特別に試食させていただきました。食べた瞬間は、ヌルがあるのでなめこっぽい!と思いましたが、噛んでみると食感はシャキシャキ。夏バテする暑い時期にもツルっと食べられそうです

ちなみに、ここでは天然ジュンサイの摘み採り体験もできちゃいます!

箱舟に乗ってジュンサイを収穫。難しそうと思っていた箱舟の操作はコツをつかめば意外と簡単。初めての人も気軽にチャレンジしてみてください!

■天然ジュンサイ収穫体験
住所/山形県村山市大字田沢2163-5
電話/0237-57-2258
体験開催時期/6月下旬~7月下旬、9:00~16:00
定休日/月曜
料金/大人(中学生以上)1,800円、子ども(小学生)900円※1時間体験もあります
HP/https://www.city.murayama.lg.jp/kurashi/nou_syou_kou/norin/noukanrenkeijigyou6j/jyunsai.html

「食用バラ」で作る
バラの酵素作り

続いての体験は「バラの酵素作り」。

ここ『バラの学校』は「食用バラ」専門のローズガーデン。食用バラだからこそ作れるバラの酵素作り体験にチャレンジします!

酵素作りの材料は、リンゴ、キウイフルーツ、食用バラ、食用バラの香りや成分を抽出したローズウォーター。食用バラは香りの違う数種類を使用します

酵素作りの手順を紹介します。

①バラの花びらを一枚一枚分解。
②リンゴとキウイを角切りにします。
※大きさの目安は1㎝くらい
③バラの花びら→リンゴ→キウイの順で瓶に詰めていきます。ふわっと入れていくのがポイント!
④上からローズウォーターを入れて完成!

フルーツとバラが層になっていて、見た目もかわいいですね!

左が今回作った酵素で、右が完成から数週間経ったもの。家に持ち帰った酵素は、毎日素手でかき混ぜてあげることが大事。ヨーグルトにかけたり、水や炭酸水で薄めて飲むのがおすすめです

■株式会社バラの学校
住所/山形県村山市大字大久保乙903-1
電話/0470-29-5800
料金/3,300円(前日までに要予約)
HP/https://www.baranogakkou.co.jp/

紅茶と手作りスイーツでほっと一息

たくさんの体験をしたあとは、ほっと一息したい!
ということで1日目の最後に向かったのは『英国喫茶Nunomiya』。

もともとお菓子作りが好きだったというオーナーの布宮さんが、自分の好きなものを詰め込んだお店を開きたいと昨年10月にオープン。スコーンや日替わりケーキなど、手作りのスイーツが人気です

店内に入ると、スイーツの甘い香りがふわっと漂います。落ち着いた雰囲気で、のんびりと時間を過ごすのにぴったり

いただいたのは、「本日のケーキ(ベイクドチーズケーキ)450円(税別)」と紅茶(カップ)450円(税別)。チーズケーキは中がぎっしり詰まっていて、チーズの濃厚さと紅茶の香りが相性抜群

本日のケーキは日によって変わるので、お店に行く度に違うスイーツを食べられるのも魅力的ですよね!
カフェメニューのほか、ランチでの利用も可能ということなので、村山に来た際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

■英国喫茶Nunomiya
住所/山形県村山市大字湯野沢1807-7
電話/0237-53-1311
営業時間/11:00~18:00(11:00~14:00はランチメニュー、14:00~18:00はカフェメニュー)、金・土曜18:00~22:00はナイトメニューあり(要予約)
定休日/木曜、その他不定休
HP/https://www.instagram.com/eikoku.kissa.nunomiya/

温泉宿でリフレッシュ!

今回宿泊させていただいたのは、『クアハウス碁点』。

大浴場やサウナなど、体も心もリフレッシュできる温泉施設。一番のおすすめは露天風呂。最上川が一望できる絶好のロケーションです。もちろん、日帰り入浴もできちゃいます

食事はバイキング形式。蕎麦やブランド肉など、地元の食材を活かした料理も揃います。

■クアハウス碁点
住所/山形県村山市碁点1034-7
電話/0237-56-3351
料金/一泊10,050円~(詳細はHPにて)
HP/https://kur-goten.jp/

村山市には貴重な体験ができる民宿もたくさん!
その中のひとつが『蔵民宿あおやぎ』。

ここはなんと今から100年ほど前に建てられた蔵を改装してオープンした蔵民宿。1日1組限定の宿で、村山市の自然を感じながらゆっくりと過ごすことができます

部屋は二間で、最大5名まで宿泊可能。シャワールームもありますが、『クアハウス碁点』から車で5分ほどの距離にあるので、入浴は碁点温泉に行くのがおすすめ

お部屋の中には蔵の名残も残っています。特にこの扉はインパクト抜群!ほかでは体験できない蔵民宿ならではの体験をしにいきましょう

温泉にゆっくり浸かり、癒されたところで1日目終了です!

■蔵民宿あおやぎ
住所/山形県村山市大槇422
電話/0237-56-3018
料金/1泊2食付き10,000円、1泊1食(朝食)付き6,500円※朝食は希望により、もちを提供。
※1日1組(2名以上5名まで)
HP/https://www.kura-aoyagi.com/

2日目

わざわざ寄りたくなる道の駅

2日目の最初に向かったのは『道の駅むらやま』。
「道の駅」と聞くと、どこかに行ったついでに寄るイメージが強いかもしれませんが、この道の駅は“わざわざ寄りたくなる”魅力がたくさん!

サクランボや野菜、お土産など、地元の特産品が勢ぞろい。私もお土産にサクランボをゲットしました!

フードコーナーも充実しており、手軽に食べられる食べ歩きグルメから地元食材の魅力が詰まったランチまで、ご当地グルメが集結しています。

「かいもづスティック」350円。そば粉をお湯で練った「そばがき」を油で揚げた看板商品。外はカリカリ、中はもちもち。程よい塩味もあり、これはクセになりそう…!

「そばパフェ」450円。ジェラート部分はそば粉が練りこまれており、香ばしい味わい。揚げたそばがきのトッピングも良いアクセントになっています!

これからの時期は「いも煮コロッケ」もおすすめ。地元の山形県立村山産業高等学校の生徒とのコラボ商品で、里芋のねっとり感が人気の商品

村山市のおいしさが集結した『道の駅むらやま』にぜひ足を運んでみてくださいね!

■道の駅むらやま
住所/山形県村山市大字楯岡7635-1
電話/0237-55-7100
営業時間/売店、農産物直売所9:00~18:00(季節により変更)、フードコーナー(LO.16:30)
HP/http://www.rs-murayama.com/

馬との触れ合いを楽しもう!

道の駅でお土産も無事ゲットし向かったのは『ホースガーデンむらやま』。
ここは馬と触れ合うことができる施設で、餌やりや乗馬体験ができます。
早速私も餌やりにチャレンジ!

餌をあげたのはビバ君7歳。ニンジンが見えた瞬間に寄ってきてくれました。すごい勢いでニンジンをバクバク

そしていよいよお待ちかねの乗馬体験。

インストラクターの庄司さんに教えていただきながら乗馬に挑戦!今回私を乗せてくれたのは、リリーちゃん17歳。穏やかな性格で、初心者を乗せるのにぴったりなお馬さんなのだとか

場内を2周して終了。リリーちゃんとも仲良くなれたはずです…!

屋根付きの馬場もあるので、雨の日でも安心。
コースも様々なコースがあるので、お馬さんとの触れ合いを楽しみにぜひ行ってみてください!

■ホースガーデンむらやま
住所/山形県村山市大字本飯田柳堤2486-46
電話/0237-55-6859
営業時間/9:00~17:00
休業日/不定休
HP/https://umakko.com/

そばの名店でランチ

旅の最後に訪れたのは、『あらきそば』。

『あらきそば』は1920年開業の山形を代表する蕎麦の名店。かやぶき屋根が特徴的なお店は、築200年以上になる農家建築

4代目の芦野浩平さん。“あらきそばらしさ”を守りつつも、時代に合わせて以前よりも食べやすいそばにしているのだとか

メニューは、秋田杉の柾目板にそばを盛った「板そば」のみ。
運ばれてきた板そばはインパクト抜群です!

「うす毛利にしん付」1,800円。そばの量は3種類から選ぶことができ、一人前のうす毛利でも300gと食べ応え抜群です!

太めの麺は、地元の「でわかおり」を使用。
口に入れた瞬間そばの香りがふわっと広がり、固めの麺は噛めば噛むほど味が引き立ちます。
ここまで歯ごたえのあるそばは初めて食べたかもしれません!

訪れた人のほとんどがそばと一緒に注文するという「にしんの味噌煮」単品500円。自家製の味噌と砂糖でじっくりと煮込んだにしんは身がほろほろで絶品。長年の継ぎ足しタレは繊細な味付けで、飽きることなく最後までおいしくいただきました!

おいしいそばをいただき、夏の村山市の旅は終了です!

■あらきそば
住所/山形県村山市大字大久保甲65
電話/0237-54-2248
営業時間/11:00~14:30(LO.14:15)
定休日/水曜
HP/https://arakisoba.com/

まとめ

夏の村山市を満喫した今回の1泊2日旅。
自然の中でのアクティビティで心をリフレッシュし、旬の地元食材を使った料理に舌鼓。
仙台からのアクセスも良く、体験も食も楽しめる村山市は、夏の小旅行にぴったりです!
皆さんもぜひ訪れて、村山市の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

村山市の体験をもっと知りたい!という方はこちらからチェックをお願いします!
https://www.murayama-kanbutu.com/agri-land/

お知らせ

最後に村山市の最新イベント情報をお知らせします!

1.むらやま徳内まつり

軽快なお囃子に合わせ、踊り手たちが勇壮で華麗な踊りを披露する「むらやま徳内まつり」が今年も開催します。
村山市の夏を彩る迫力満点のお祭りに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■むらやま徳内まつり
期間/宵まつり:8月22日(金)
本まつり:8月23日(土)・24日(日)
問い合わせ/村山市商工観光課
電話/0237-55-2111
HP/http://www.murayamatokunai.jp/

2.秋の収穫体験(9月~11月予定)

9月からは、リンゴ狩りやぶどう狩り、サツマイモ収穫体験など、秋の味覚の収穫体験が盛りだくさん!
各体験についてはこちらをチェックしてみてください!
https://www.murayama-kanbutu.com/agri-land/

iyashirobo
癒しロボ

せんだいタウン情報 S-styleの非公認キャラクターとしてその名をほしいままにしてきた癒しロボ。これまで連載してきた4コママンガを振り返ってみたり、癒しロボが注目する情報などをお伝えしていきます。