こんにちは、S-style編集部のあちきです。
東北地方もいよいよ梅雨入り。じめっとした季節のスタートですね・・・。
でも落ち込むことなかれ!
この季節ならでは…いや、この季節だからこそ楽しめる!年に一度のとっておきのイベントがあるんです。
それは、『台原森林公園』のホタル鑑賞。
6月下旬から7月頭の短い時季にしか実施されないイベントなのですが、一見の価値あり。私が「ぜひすべての仙台市民に足を運んでほしい!」と思っている、素敵な催しなんです。
仙台市青葉区にある『台原森林公園』では、6月20日(火)~7月上旬の間、ホタル鑑賞を実施します。
夜の帳が降りると同時に、ホタルが暮らす小川がやさしい灯りで彩られはじめ…無数のホタルが舞い踊る光景は圧巻。
6月下旬のピーク時には最大200匹にもなり、まるで別世界に迷い込んだような感動が味わえます。
ゆらゆらと独特な揺らぎを見せる光の空間を楽しみに、毎年たくさんの地域住民が足を運ぶ人気の催しです。
会場となる『台原森林公園』は、市街地からほど近いにもかかわらず緑豊かな自然にあふれ、森に迷い込んだような気分を味わえる大規模公園。
地下鉄台原駅と旭ヶ丘駅にまたがっており、鑑賞スポット「ホタルの里」は地下鉄旭ヶ丘駅寄りにあります。
地下鉄で行く場合は旭ヶ丘駅で下車するのがおすすめです(仙台駅から約10分)。
車の場合は、旭ヶ丘駅前のコインパーキングを利用してくださいね。
ホタルは公園内西側広場付近にある「ホタルの里」で見ることができます。
ところで毎年恒例のホタル鑑賞ですが、このホタルたちはどこから来ているの?と疑問に思いませんか。
長年運営に携わっている「旭ケ丘ホタルとメダカの会」元事務局長の関場さんにお話を聞いたところ、このホタルはなんと公園内で自生しているんだそう。もとは約20年前に栗原市金成から寄贈された親ボタルが公園内で受精し命を繋いでいるんだとか。
まさか、駅近でホタルが自生しているなんて驚きですよね。
地下鉄の駅に近い場所で自生するホタルは全国的にも珍しいんだそうですよ。
また、昔は田んぼでよく見られたヘイケボタルに比べゲンジボタルは光が強く、高く飛んでいるように感じられるのも特徴なんだとか。「暗闇でホタルが飛んでいる姿は、今も昔もまったく変わらない自然の良い風景。ぜひマナーよく多くの人に楽しんでもらいたい」とホタルの魅力を教えてくれました。
「旭ケ丘ホタルとメダカの会」のみなさんをはじめ、多くの先人と豊かな自然によって守られてきたホタル。
この美しい風景を残していくためにも、大きな音や声を出したり、スマホやカメラの強い光を出したりすることなく、マナーを守って鑑賞することが大切です。
小さなお子さんがいる家族連れからカップルまで。初夏だけの光景が楽しめる『台原森林公園』のホタル鑑賞は思い出に残ること必至。
普段はちょっぴり憂鬱な梅雨の時季も、きっと好きになれるはず!そんな自然の魅力を感じられる催しですよ。
ホタル鑑賞
開催期間/6月20日(火)~7月上旬 日没後に実施
場所/台原森林公園 ホタルの里(地下鉄旭ヶ丘駅 西側広場付近)
Map
日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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