編集部はまじです。どうしようもなく、カレーが食べたい一日を過ごしているはまじです。一度思い出すと、無性に食べたくて仕方がなくなるカレー。お昼に続き、『せんだいタウン情報S-style6月号』掲載の『郷』さんをウェブでもご紹介します。
仙台の銘菓『白松がモナカ』が営む甘味処『郷』。こちらで味わえるのは昔ながらの海軍カレーを再現したひと品。2代目会長が海軍時代に食べていた味を忘れられず、試行錯誤しながら自らの手で蘇らせたというレシピを今も変わらず継承している。その特長は、なんといってもまず目に飛び込むボリューム感。想像するよりひと回り以上大きな皿にこんもりと盛られた、誰もが一度は食べたことがあるようなレトロな佇まいのカレーライスだ。味の決め手は、タマネギをよく炒めること。そしてルウが出来あがったら、急速冷凍して一晩寝かせること。翌日再度火入れすると、ルウと具材がしっくりと馴染み、絶妙なまったり感のある具合に仕上がる。ゴロゴロとした具材はジャガイモにニンジン、豚肉と家庭の食卓に並ぶものばかりだが、それぞれがスッと口どける柔らかさ。にもかかわらず煮くずれせずに美しくある様に、たゆまぬ努力が伺える。ひと匙すくえば、じんわりとした辛みと野菜の甘みが染みわたる。あれだけボリュームがあったのに、気付けばあっという間に完食しているから不思議だ。それはきっと、誰もが持つ“懐かしさ”の琴線に触れる味だからかもしれない。常務の早坂さんは、「3日連続で食べにくる人もいましたよ。このカレー目当てに毎週来る方もたくさんいますし、きっとみんなが好きな味なんでしょうね」と話す。確かに、この言い知れぬやさしさを纏ったカレーを食べると、疲れも吹き飛ばされそうな気がする。時を経ても廃れぬ味は、これからもたくさんの人の胃袋にやさしく寄り添ってくれるだろう。
「胡麻ぜんざい」(550円)。とろりと濃厚な胡麻餡をたっぷりと餅に絡めていただこう
外光が差し込む店内。昼時は常連客やサラリーマンを中心に賑わう
1階はモナカやヨーカンなどの和菓子専門店。贈答や手土産にぴったりな品がずらりと揃う
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住所:〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央3-1-23
電話:022-222-5418
営業情報:11:00~18:30(ラストオーダー18:00)
定休日:無休
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小学2年の息子を追いかけながら、日々せっせと働くワーキングマザー。「せんだいタウン情報S-style」第18代目編集長やってます。BTSが好きすぎて、やたらと韓国料理ばかり作っているただのARMY。
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