こんにちは。Kappo編集長です。この夏、私も感染しました。話題のゾンビ映画『カメラを止めるな!』は、観たら誰かにおすすめしたくなると評判で、二度三度とリピーターする人も多いと言います。この作品にハマった方を本作のモチーフにちなんで「感染者」と呼ぶそうです。言い得て妙ですね。Kappo9月号でも掲載した作品ですが、改めてwebでもご紹介します。
物語は、ゾンビ映画を作る若者たちが、撮影場所となった廃墟で本物のゾンビに襲われる…というもの。ああ、よくあるB級映画の王道ね、と思って観ていると、何か変だなと思うところがいくつも出てきます。その理由は作品の後半で明らかになるのですが(ネタバレせずに説明するのがもどかしい!)、小さな違和感の一つずつが「あっ、そういうことか!」と腑に落ちる瞬間、パズルのピースがピタリとハマるような快感があるのです。
「無名の役者に騙される」「予算300万円」などわかりやすいフックはいくつもありますが、何より観客の心を掴むのは、一つのものを作り上げる人たちの愛と情熱でしょう。無茶振りや理不尽を乗り越え、言い返したい言葉を飲み込んで、トラブルだらけの現場でベターな答えを探し続けるもう一人の主人公。何があってもカメラを止めず、最後までやり遂げようとする彼らの姿はまさに「Show must go on(ショウは続く)」。賽はすでに投げられ、幕はもう開いている。始まったら止められない人生のように、カメラは回り続ける。ちょっと怖くて、間抜けさに笑って、本当のラストシーンにぐっとくる。観た人と話したくなる映画『カメラを止めるな!』。チネ・ラヴィータで10月中旬までロングラン上映予定です。上映もまだまだ止まりそうにありません。
映画『カメラを止めるな!』
https://forum-movie.net/sendai/movie/1214
8月10日に来仙したメイク役・しゅはまはるみさん。劇中の「ポンッ!」ではなく、ゾンビポーズでパチリ
せんだいタウン情報 S-styleの非公認キャラクターとしてその名をほしいままにしてきた癒しロボ。これまで連載してきた4コママンガを振り返ってみたり、癒しロボが注目する情報などをお伝えしていきます。
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