こんにちは、S-style編集部のあちきです。『ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所』の設立50周年施策発表会が行われるとのウワサを聞きつけ、先日、バスに揺られてるんるん、行って参りました。限定品のお披露目までまるっと楽しんできたので、その様子をお届けします。
『ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所』は、創業者の竹鶴政孝が、ウイスキーづくりの集大成として建設した蒸溜所。まずはガイドツアーを体験させてもらいます。ガイドさんの情緒豊かで迫力たっぷりのおしゃべりに、ついつい聞き入りながら、夢中で所内を歩きます。
乾燥棟や仕込棟、蒸溜棟、貯蔵庫までたっぷりと見学し、ニッカウヰスキーの酒づくりへのこだわりにすっかり魅せられてしまった見学者一同。さぁさぁ、いよいよ50周年を記念し作られた数量限定商品のお披露目です!
今回お披露目されたのは「シングルモルト宮城峡 リミテッドエディション2019」と「シングルモルト余市 リミテッドエディション2019」の二つ。会場前方には、二つの漆黒のボトルが鎮座しています。フロスト加工を施した黒のボトルに黒の商品ラベルを重ねたパッケージデザインは、見た目にも高級感たっぷり。背景には、各蒸溜所のイラストとともに宮城峡蒸溜所の気候風土の特徴である“森”、余市蒸溜所の気候風土の特徴である“海”のデザインが施されています。
「今回の商品は、宮城峡・余市の二つの蒸溜所のモルト原酒から、1960年代・1970年代・1980年代・1990年代・2000年代の原酒を厳選してヴァッティングさせたシングルモルトウイスキー。ようやくこのような形で皆さんにお披露目できるのがうれしいです」と、チーフブレンダ―の佐久間さん直々にコンセプトや味わいの説明が行われました。それでは、いざ試飲!
華やかで軽やかな味わいの宮城峡モルト原酒の中から、宮城峡蒸溜所で初めて蒸溜された原酒(ファーストドロップ)を含む、5つの年代の原酒をヴァッティングしたこちら。まず香りをかげば、シェリー樽由来のコクのある甘さが感じられます。たとえるなら、「パウンドケーキの濃厚さ」と「ラベンダーハチミツのようなハーブを思わせる香り」とのこと。口に含めば、甘さに加えて柔らかな樽の渋さが広がる、芳醇でリッチな味わい。余韻は甘くビターで、「カシューナッツのような滑らかさとほのかなピートの余韻」と表現されています。いやぁ、美味!
つづいてはこちら。力強く厚みのある余市のモルト原酒の中から、こちらも5つの年代の原酒をヴァッティング。香りは「バターメープルシロップをかけたホットケーキの甘さ」「オークのバニラ」「磯を思わせるピート香」と表現されています。その味わいは、ダークチョコのようなビターな味わいと、香ばしい麦のコクが感じられます。後味には力強いピートの余韻。骨太な余市の個性が存分に伝わる味わいです。
いやぁ、どちらも強烈な個性があり、同じ「ウイスキー」でもここまで違うのか!と驚かされました。時を経て磨き抜かれた香り、味わい、すべてが絡み重なり合うウイスキーの魅力にトリコになってしまいましたよ。テイスティングノートに記された表現を、自分の舌で確かめながら味わうのもとっても楽しかったです。
ちなみにお値段はそれぞれ1本300,000円!!数量限定で飲食店向けに販売されます。みなさんもホテルやバーなどで見かけたら、ぜひオーダーしてみてくださいね。
このほか現在『ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所』では、50周年特別企画展「A traveler of whisky 竹鶴政孝が目指した理想のウイスキーと、その到達点としての宮城峡蒸溜所」も開催されています。ウイスキーの魅力を改めて発見し体感できる『ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所』へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所:〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
電話:022-395-2865(9:00~16:30)
営業情報:見学案内/午前9:00~11:30、 午後12:30~15:30
定休日:無休
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日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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