日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生した、11人組グローバルボーイズグループ・INI。国内に話題を巻き起こした華々しいデビューから約1年。ついに12月14日、1stアルバム『Awakening』が発売されました。
続々と公開される音源やティザー(予告)動画にファンの期待も高まる12月初旬、全国一斉キャンペーンで杜の都・仙台を訪れたのは、メンバーカラー「緑」の田島将吾さん。ステージでは気迫あふれるパフォーマンスと力強いラップで抜群の存在感を発揮。普段のおっとりとしたやさしい雰囲気のギャップがファンを虜にしています。
今回は、ファーストアルバム『Awakening』のリリースを控えた田島さんに、今の気持ちをたっぷりと聞きました。
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撮影/呉島大介、取材・文/編集部
田島ありがとうございます。すごかったですよね。
田島しました。でも、ステージの両端から西くん軍団と柾哉くん軍団が出てきて、そこで結構心が盛り上がっていたので、本番は緊張というよりかは“ぶちのめしてやろう”っていう気持ちが強かったです。ステージに上がった瞬間にスイッチが切り替わりましたし、ステージ上が一瞬でした。
田島ほかのアーティストさんが本当にヤバかったです。ステージ上手(かみて)にほかのアーティストさんのパフォーマンスが見られるブースがあって、そこでずっと見ていたんですが、どのアーティストさんもそれこそ切り替えと魅せる力が本当にすごくて。ステージにめちゃめちゃ迫力があってすごく勉強になりました。
田島ありがとうございます。もっと成長していきます。
田島僕も自分で見ながらアガりました。みんなでモニタリングをしていて、ジェスチャーが出ると盛り上がったりするんですが、自分で「おおー!」ってなって(笑)。気づいてくださってうれしいです。
田島 そうですよね。僕は結構ティザーがお気に入りなんです。
田島飛んでくるシーン(0:02)がめっちゃ好きで。あれ、お気に入りなんですよね。あのカットが一番好きで、あのシーンのおかげでティザーも「お、期待感増すな」っていう感じになったので良かったです。
田島はい、そこも今回のキーポイントです。「凍ってた場面から温まって温まって…、燃えて、覚醒する」みたいな。その途中で、僕が持つ氷が溶けていくシーン(1:36)があるんですが、よく注目すると、氷から水滴が垂れているんですよ。このシーン、意外と地味に大変でした。いつ水滴が垂れるか分からない中、冷たい氷をずっと持ってなくちゃいけなくて。めっちゃ冷たいんですよ。でもつらそうな顔しちゃダメだし(笑)。
田島炎も本当です。結構熱かったです。
田島新曲5曲の中に、初めて作詞に参加した収録曲「Runaway」があって。今まで歌詞を書くこと自体は好きで、自分の曲として書いたことはあったんですが、チームの曲として表に出るのは初めてなので不思議な感覚です。ありのままの自分の気持ちを書いたので、うまく伝わってくれればいいなと思いました。
田島「叫びたいけれどどこに行っても結局叫べなかった」っていうフレーズが気に入っています。“思わずそこで叫び出したくなるくらいモヤモヤしているのに、どこへ行っても叫べない”という、さらにモヤモヤしていく状況を、その部分で感じ取ってほしいなと思います。
田島今は叫んでいます。昨日も2022 MAMA AWARDSの舞台で叫んできました。最近は、そうやって楽しんで舞台に立つのが一番いいなと思っていて。自分たちが楽しんでないと絶対に伝わらないなと思うんです。“元気を届けたい”という気持ちでこの活動を始めて、曲やMVも作っているのに、コンサートでちょっと控えめなパフォーマンスになったら、客席のみなさんも感じてしまうと思うから。だからコンディションもメンタル面も整えて、毎回心から楽しんでパフォーマンスしたい。そうしないと絶対に伝わらないなっていうのを最近本当に感じています。そのことをちょうど昨日、MAMAのステージでJ-HOPE(BTS)さんが韓国語のスピーチで話していて。このことを大事にしなきゃなと、改めて昨日感じましたね。
田島そうですね。僕は喋るのがあまり得意じゃないから、寝る前や時間に余裕がある時に、書き出して整理しないとだめなんだなっていうのを自覚しました。
田島はい、自分のためにです。短いですがいつも日記も書いているし、それ以外にも思ったことや目標を書いています。書くことで考えが整理されるタイプかもしれないです。
田島そうなんです。その方が、喋るよりしっかりと自分の気持ちを伝えられる気がするんです。だから今回歌詞を書くことで、それに気づけたのがうれしかったです。INIの作品はこれまで全部“自分自身”に向き合ってきた楽曲ばかりで、『Awakening』はその集大成。これまでのメッセージをひっくるめて、“自分ってどんなんなんだろう”というのを理解して『覚醒する』『弾ける』というのがアルバムコンセプトなので、それをしっかり表現できたんじゃないかなと思います。
田島「Dramatic」です。「Runaway」はわりとゆったりした曲ですが、「Dramatic」はかなりカマしてますね。めっちゃ好みなHIPHOPで、かなりイケてる。イイ感じの曲です。振付がReiNaさんという日本人の方なんですが、バイブスがめちゃめちゃ良くて。僕たちもレッスンを受けたことはあったんですが、ついに初めて振付をしてもらいました。そのバイブスがハマり過ぎて、踊っていてめちゃめちゃ楽しいです。
田島一瞬でした。速く感じるのと遅く感じるのとどちらが良いとも言いますが、あっという間に過ぎ去ってしまいそうだから、一個一個を大切に味わっていきたいですね。でも最近、本当に吹っ切れてパフォーマンスできている気がします。“楽しむ”という話にも繋がると思うんですが、デビューしてからありがたいことに仕事もずっとあって、その分初めてのことも多すぎて、悩んだりとかもちろんあったけど…。一年経ってアルバムの時期になって、まだまだだとは思いますが、少しずつ自分を理解できてきたんじゃないかなと思います。
田島グループでこの質問を受けると、匠海が必ず答えるのが「紅白に出たい」なんです。絶対に出たいし、そのためにチームで目標を立てて、それに向かってしっかり努力できる1年にしていきたいです。紅白もそうですし、こうやって全国を回って普段会えないMINIの方に会えるのが楽しいので、こういう機会も増やしたいですね。いろんなアプローチで、もっとINIとしての確固たるなにかを作っていきたいです。
田島自分では全然意識してないんですが、ムードメーカーになってるのかな?って思う時がたまにあります。あとは、リーダーはいますが、リーダーみたいに自分が引っ張っていける部分があったらいいなって思います。僕は結構、自分の理想像が大き過ぎちゃう部分があって、「多くの人が関わっているから無理かな」とか「今の状況じゃこれは無理かな」って躊躇したり諦めたりしがちなんですけど、そういう部分をできるだけ少なくしていきたい。躊躇せずに自分が思ったことをしていきたいと思っています。それがチームのためにもなるのかなと思いますし、それができる年にしたいです。
田島S-styleをご覧の皆さんはじめまして。INIの田島将吾です。ここまで読んでくださったことに本当に感謝です。宮城にもコンサートで来られるようにがんばりますので待っていてください。気になったらYouTubeで曲やビデオをぜひご覧ください。よろしくお願いします!
【プロフィール】
田島将吾(たじましょうご)。1998年生まれ、東京都出身。INI は2021年、日本最大級のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で選ばれた11人で結成。同年シングル「A」でデビュー。世界最大級のK-POP音楽授与式「2021MAMA」で「Favorite Asian Artist」を、「第63回輝く!日本レコード大賞」では新人賞を受賞するなど今最も勢いのあるグローバルボーイズグループ。
【リリース情報】
『Awakening』
アルバム
2022.12.14
LAPONE ENTERTAINMENT
YRCS-95113
¥3,300
1stアルバム『Awakening』リリース!
INI田島将吾さんインタビュー(全1P)
1stアルバム『Awakening』の全国一斉キャンペーンで仙台を訪れたINI・田島将吾さんにたっぷりとお話を聞きました。
Web記事では使用しなかったお写真も含めてお届けします。
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日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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