酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平の 4 人からなるムード歌謡コーラスグループ・純烈。
5度目の紅白歌合戦を目指し、幅広く活動中です。
そんな皆さんが、NHK仙台放送局が東北各局と共にスタートした「NHK東北温泉地応援プロジェクト」に参加するということで、キックオフの取材会に参加してきました。
日刊Webでは、取材会の様子を全文公開にてお届けします!
取材・文/編集部 撮影/齋藤太一
コロナ禍の影響や3月の地震、8月の大雨被害など、厳しい状況に置かれる東北の観光地。そんな観光地を元気づけたいと、「東北の温泉地を元気づけること」を目的に立ち上がったプロジェクト。温泉というキーワードから、スーパー銭湯アイドル・純烈がテーマソングを担当しました。
作曲はシンガーソングライター・イルカ、作詞・純烈リーダー酒井一圭、振り付けはパパイヤ鈴木と、豪華布陣で制作されたテーマソング「とうほくであったまろう」を持って、これから特別番組の放送などさまざまな展開を予定しています。
NHK仙台放送局「東北温泉地応援プロジェクト」詳細はこちらから
https://www.nhk.or.jp/sendai/tohokuonsen/
NHK広報統括・伊井島さん名前の通り、このプロジェクトは「東北の温泉地を元気づけたい」ということで立ち上がりました。
皆さんご存じの通り、東北は海や山、川であったり、非常に自然が豊かな土地です。
その土地が四季折々いろんな表情を見せてくれて、その自然の恩恵を受けて各地にさまざまあるのが温泉です。
長引くコロナ禍に加え、3月の地震、8月には大雨もございました。
そういった影響を受けて、東北のいろいろな観光地が非常に厳しい状況にあると我々は捉えています。
そこでNHK仙台局で考えた時に、地方を元気づけたい、なにか動きを作りたいという話がありまして、この東北温泉地プロジェクトが立ち上がりました。
番組制作やプロジェクトを進める上で、ある日テーマソングが欲しいという話になりまして。
温泉地を盛り上げることを考えた時に、やはりスーパー銭湯アイドルの純烈さんにお声がけしたいなと考えまして、お話をさせていただいたところすぐにご快諾いただきました。
純烈リーダー・酒井さん(立ち上がって)ありがとうございます!
NHK広報統括・伊井島さんこちらこそ、ありがとうございます(笑)。
今回作詞を純烈のリーダーの酒井さんに作っていただきましたし、作曲はイルカさん、振付けはパパイヤ鈴木さんにお願いするなど、非常に夢のあるコラボレーションの曲が出来上がりました。
我々はこの曲をまずは東北に広めていきたいですし、さらに全国にも広げていきたいと思っています。
いろんな方が東北の温泉地に来て、元気をもらって帰っていただく、温まっていただくという動きを作っていきたいと思っております。
制作プロデュ―サー・森さん10月にスタートしまして、まずは放送やWebを通して、純烈さんの「とうほくであったまろう」という歌を、東北各地の映像や、純烈さんが温泉を楽しむ映像と共にどんどん発信していきたいと思っています。
東北各県の1分バージョンと、6県と東北全体について歌う7番までの約5分のフルバージョンがあります。
さらにこれを皆さんにも歌って踊っていただきたいということで、パパイヤ鈴木さんによる振付け動画も今後公開予定です。
それを各地の皆さんと一緒に踊る様子なんかも含めて、この歌を中心にプロジェクトを展開していく予定です。
さらに昨日ロケにも行かせていただいたんですけれども、11月以降には特集番組も予定しておりまして、純烈の皆さんが東北の各地に出向いて地域の方と交流したり、いろんなお話をきいたり、おいしい食べ物や景色を満喫して触れあうような様子を特集番組で放送したり、いろんな魅力を発信していくコンテンツを制作していきたいと思います。
いろんな人たちと繋がりながら企画を展開していきたいと思っていますので、楽しみにお待ちいただければうれしいです。
酒井今回お話をいただいて、まず歌を作るというところから、詩を書いていただけないかというところと、作曲者に関しても推薦いただければというお声がけをいただきました。
NHKさんからそういう大きなお話をいただいたことがなかったので、純烈もここまで喜んでいただけるようになったのかということが個人的にもうれしかったですし、お引き受けするにあたって責任重大ですので、中途半端なことはできないぞと思っております。
昨日、後上くんと自分が福島県、小田井さんと白川くんが宮城県のとある地域各地をまわって、お風呂に入ったり、人と交流をしたりおいしいものをいただいたり。
地元の方々の想いをうかがったり、さまざまな取材をさせていただきました。
これを継続しながらも、楽しいイベントをまた企画していただいて、「全国から地元に来てほしい」というご意見が一番あるなと思ったので、「人は一人では生きていけない」という金八先生じゃないんですけれども、どんどん人と人が交流できるような、そのきっかけに純烈の歌がなればいいなと思っています。
とにかく5年10年と続けたほうがいいと思うくらいの、(復興は)そんなにすぐできることではないと思うので、僕らも長く継続したいですし、また次の歌い手さんへバトンを繋ぐようなずっと続けていってほしいなと思う温泉地応援プロジェクトです。
そのキックオフとしてしっかり責任を果たせればと思っております。
白川「とうほくであったまろう」という曲を通して、東北の魅力の一つでもあるこの温泉、そして各地の皆さんのあたたかさというものを知っていただければと思っています。
後上東北温泉地応援プロジェクトというスケールの大きいプロジェクトをやらせていただくということで、昨日ロケがあったので、気合いを入れてロケに行ったんですけれども、いざ行ったらお風呂とかご飯とか、そういったものに完全におもてなしされてしまいました。
その上で、やっぱり災害が残していったものを見た時に、じゃあなにができるかなと考えたら、僕らは幸いなことに全国いろいろなところに行かせていただいていますので、どこにいった時にも「東北のあそこがおすすめですよ」と言っていきたいなと。
ちょっと大げさかもしれませんが、大使のような動きをこれからしていくことで、このプロジェクトの力を発揮していけるんじゃないかなと思ったので、今日から想いを込めて純烈の活動を頑張っていきたいと思いました。
小田井僕はもう20年前くらいになりますが、仙台に住んでいたことがありまして。
僕が仙台に住んでいた時に、実家が兵庫県にあるんですけれども、阪神淡路大震災に遭って。
そして僕が仙台から東京に状況したタイミングで、今度は東北で東日本大震災が起こったんですね。
自分が住んでいた場所が、大きな地震の被害に遭うということを経験しているので、やっぱり場所が分かるんですよ、リアルに。
ニュースを見た時に、自分が実際に目にしていた景色なので、よりリアルに感じるというか。それをものすごく体感しました。
僕自身はその時その場にいなかった訳で、今回のプロジェクトを引き受けるにあたって、最初は少し戸惑いがあったんです。
やっぱりその被災された方々の生の声を聞いてきた経験があるので、それをどういう風に自分の中でこのプロジェクトを通して消化すればいいのかなってちょっと迷っていた時に、ちょうど昨日のロケがありまして。
やっぱり皆さん総じて言えることは、僕たちが頑張れって言わなくても、もう皆さん十分頑張ってるんですよ。
今回も温泉地の皆さんが本当に奮闘している姿を間近で見られたので、それを見て少しほっとしたというか。
頑張っている人たちに対して、少し背中を押すことが今回のプロジェクトなんじゃないかなって思えた時に、僕たちの役割が見えてきたような気がします。
今から頑張ろうとしている人たちの背中を押してあげたり、今はちょっと頑張れないと思っている人にも、僕たちが背中を押している姿や、皆が頑張っている姿を目にしていただくことでさらにやる気になっていただければいいなと。
本当に小さな力かもしれませんが、役に立てたらいいなと、昨日のロケで決意が固まりました。
ただ僕が12月で卒業してしまうので、本当に残り僅か、このプロジェクトもラストスパートなんです。
昨日のロケ先でもお会いした方にも、純烈を卒業しても僕一人でとか、夫婦でとか、必ず遊びにきますので、継続して応援させていただきますのでよろしくお願いしますという形で伝えてきました。
僕としては純烈をやっている間はこのプロジェクトを全力で駆け抜けて、卒業しても小田井涼平個人としてこのプロジェクトを引き継いでいきたいと思っておりますので、今後とも皆さんと一緒に頑張っていけたらと思っておりますので純烈をよろしくお願いします。
酒井魅力はやっぱり、やさしい人柄だと思いますね。おしとやかというかちょっとおとなしい感じね。
割と静かで寡黙で、でも気遣いのある方たちが多いという印象です。
もちろん西日本は西日本で元気でよろしんですけどね。
そういった賑やかじゃないところでもてなせる方々というんかな。それが東北の魅力だなと感じています。
人間って人のことはよくわかるけど、自分のことってよくわからないことってあるじゃないですか。
今回のプロジェクトは、あれの東北バージョンだと思うので、自分じゃない人たちのアドバイスやアイディアをどんどんすべってもアタックを仕掛けていく中で、ものすごく新しくなっていく。
いろんなコミュニケーションの中で情報やアイディアを聞いた上でさらに上積みしていけばいいと思っています。
東北の中でも6県のネットワークがありますし、それをさらに全国に発信していく。
それを楽しく歌で繋いでいけたらという思いがありますね。
白川撮影中はもう、映像でもあったかもしれないんですけど、ずーっと風呂に入れさせられるんですよ。
のぼせましたよ本当に(笑)。
ただでさえ7番まであって曲が長いんですけど、それを5回くらいリピートするんですよ。
本当にゆでだこになりそうでした。
後上お湯の「あたため力」が本当に全国屈指ですごいなと思ったのが、1~2分お湯に浸かっただけなんですけど、撮影が8月だったのも手伝って汗がびしょびしょになって(笑)。
メイクさんに一生懸命に直していただいたんですけど、でも本当に冬場なんかは数分入るだけで身体の芯からしっかりあたたまるお湯だからいいですよね。
白川プライベートで来させていただいたら、ゆっくりと「自分のタイミングで」入りたいなと思いますね。
ロケ担当のNHKスタッフさんすいません、あの過酷なロケスケジュールを組んでしまいまして…。
白川真面目(笑)!
酒井ロケの責任者だから(笑)。
小田井さんなんかなぁ、ほんま振りが逆になってたからな(笑)。
小田井いやでも、楽しかったですよ。
今回秋保温泉の『緑水亭』さんで撮らせてもらった映像がほとんどメインになっているんですけど、温泉自体も旅館ごとに特長があるんですけど、鉄分が入った温泉だったので、そもそも効力がものすごく高いんですよ。
だから少し浸かるだけで身体がポカポカするので、“とうほくであったまろう”というテーマにはぴったりだなと思いましたけど、僕らはまた歌って踊るから、それでもうあったまっちゃうんですよね。
だから汗を流すのでお風呂に入るというのであれば、みんなで踊ってもらって汗かいたら自動的にお風呂に入るしかなくなると思うので、そういう意味では、激しく踊ってゆっくりお風呂に浸かるというのをやっていただけたらと思いますね。
酒井それにしてもね、お風呂に入れられすぎましたよねぇ。入れすぎですよ。
ロケ担当のNHKスタッフさん各所の調整の結果、ああするしかなかったんです…。
酒井正直(笑)!…もう一回くらいイジるかもしれません(笑)。
酒井やっぱり四季折々だと思うんですよね。
同じ場所でも、季節が変わるだけで全然味わいが変わると思うんですよ。さっき『しゃべり亭』の放送中には、『山形国際ホテル』に呼んでもらってという話をしましたけど、あれはビアパーティーに呼んでいただけるので、どうしても夏なんですよね。
でも雪の山形も、大露天風呂とか入りたいなぁと思ったりもしますしね。
やっぱり四季折々楽しんでもらいたいというか。
紅葉がある季節にお風呂はいったらそれは最高やろうし、楽しみ方って無限にあると思いますね。
でもやっぱり、寒い時に入るのがいいよね。
白川東北地方って、日本酒とかお酒が有名じゃないですか。
酒井水がキレイやからな。
白川飲みすぎてしまったら危険ですけど、お風呂あがった後にちょっとお酒を嗜むっていうのも楽しみ方の一つかなと思います。
後上あとはご近所さん同士で違う泉質があったりする温泉も多いと思うので、はしご風呂というか、掛け持ちで何軒も行って、一泊しておいしいもの食べてというのもいいですよね。
酒井作曲をお願いしたイルカさんとプロデューサーと、いまこのご時世なのでリモートでね。
パソコン4分割で打合せしたんですよ。
プロデューサーから「みんなで踊れる歌がいい」っていう要望が出ると、「あぁなるほどそういう歌ですか」。
「30秒ずつのスポットでも使うので」って言うと、「じゃあこういうテンポだね」とかってイルカさんが言い出して。そしたら打合せの終わり際に「できたかも!あ、できたかも」ってなりまして。
またまた~と思っていたら、2日後にはチャラランって自分でギター弾いて、もう2番まで「どっこい」とか合いの手まで入ってるんですよ。もうほとんど完成形に近くて。
イルカさんどのくらいでできたんですかって聞いたら、15分くらいかしらって。
パパイヤさんからも、振付けあがりましたって連絡が来たので見てみたら、みんな絶対できるような簡単な振付けで。
本当になんかもう、人間じゃねえな、さすがイルカとパパイヤだなって感動しました。
後上天才同士だからこそですよね!
白川僕が好きなところは、このテンテンテケテテン…(お湯から顔を出すような振付けを実際にやってくれる白川さん)
ぜひ皆さん一緒にやっていただけたらいいかなと思います。
後上歌詞でいろんな地名とか名産品が入っているんですけど、最後の「あったまろうよ~〇〇温泉~」というのは共通なので、まずは歌えるところから参加していただいて。
お近くの地域から覚えていただいたら、気付いたら1番から7番まで僕らより早く皆さんが覚えちゃったりするのかな、なんて思いますね。
小田井振付けは、最後に海老ぞりでジャンプするところがあるんですけど、あそこが年配の方にちょっとできるかなという心配だけが唯一あるので、無理に飛ばずに手の動きだけでもいいかなと。
東北6県すべてを歌っているので、地元以外の人にほかの県の名産品とかを覚えてほしいなと思いますね。
それを全部ふまえた上で、7番が東北全体のことを歌っているので、なんかこう7番まで全部やってひとつに完成するんですけど、まず全部の方が一つでも名産品でも地名でもなんでもいいんですけど、覚えていただけたらすごくいいなと思いますね。
ユーモアも交えながら、取材会を盛り上げてくれた純烈の皆さんでした。
季節はすっかり秋めいて、温泉が恋しくなる時期です。
「とうほくであったまろう」を聞きながら、宮城県内の温泉巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
マチモールでのご購入はこちらから↓
https://machimall.machico.mu/products/detail/307
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