2018年3月にデビューし、宮城県内を中心に精力的に活動を行っているアーティスト・Lihoさん。
宮城県民共済のCMソング「ひるがお」をはじめ、お茶の間でLihoさんの歌声を耳にしたことがある人も多いはず。
そんな彼女から、自身初となる全曲弾き語りアルバム『ひみつのはなし』がリリースされます。
明日10/6(水)発売の同アルバムに込めた想いや、制作秘話、さらには地元のおすすめスポットなど、Lihoさんに根掘り葉掘りお話を伺いました!
今日はそんな独占インタビューの内容をお届けします。
聞き手/編集部
ーーー本日は貴重なお時間をありがとうございます。早速ですが、なぜ、デビュー3年目という今のタイミングで、全曲弾き語りアルバムのリリースを決めたんですか?
実は、アルバムリリースが決定した時は全曲弾き語りはおろか、全国リリースする予定もなかったんですよね(笑)。ずっと応援してくださっている方々から「Lihoの弾き語りのものを聴きたい」と要望をいただいていて。それに応える形で、今までリリースしていた曲の中から弾き語りに合いそうな曲を選んで、新曲を1・2曲追加して…そのくらいのテイストで企画していました。ただ、新曲がなかなかできなくて。煮詰まってしまった期間が結構長かったんですよね。悩んだ末にできたのが表題曲「ひみつのはなし」だったんですけど、そこからどんどん新曲のアイディアが浮かんできて。いい曲がたくさん生まれたので、全曲弾き語りアルバム、全国リリースに方向転換しました。コロナ禍ではありますが、Lihoの音楽をより身近に感じていただけるような、そんな一枚になったんじゃないかなと思います。
ーーーそんな経緯があったんですね。悩みに悩んで完成した表題曲「ひみつのはなし」は、思い入れも強いのではと思います。
そうですね。この曲は、コロナ禍という今の状況があったから生まれた曲で。みんなの前や、大きい会場で歌うことができない悔しさだったり、ライブに行きたくても行けないファンの皆さんのもどかしい気持ちが自分の中で煮詰まって歌詞ができて。サビの”叫びたいのに叫べない”という歌詞なんか、まさにそうですよね。
ーーーサビをはじめ、Lihoさんの想いが込められた切なくもあたたかいフレーズが多い印象でした。この曲を聴くとき、ファンの方に”ぜひ注目して欲しい!”というポイントはありますか?
実はこの曲、本当に弾き語りながら一発撮りで収録したんです。収録の時、絶対に歌と楽器は別々で録った方がうまくいくんです。歌や弾き語りも直せないし、ピッチも修正できない。そんな状況で録った「ひみつのはなし」は、いい意味でライブ感満載の仕上がりになりました。「一発撮りなんだ!」ってことを頭に入れて、絶妙なピッチの揺らぎなんかに注目して聴いていただけたらうれしいです。
ーーー「ひみつのはなし」の後はアップテンポの「都会の生活」へと続き、ガラッと雰囲気が変わりますね。曲順はどのように考えましたか?
もともとアルバムのタイトルが「ひみつのはなし」じゃなかったんです。でも、「ひみつのはなし」という素敵なタイトルの曲ができて、「もうこれがアルバムのタイトルでいいんじゃない⁉」とスタッフと盛り上がって(笑)。表題曲はやっぱり最初だよね、という感じで1曲目が決まりました。その後の曲順は、自然とこの順番になったんです。一緒に考えてくれていたスタッフもまったく同じ順番がいいかなと思っていたそうで、すんなり決定しました。中でも、真夏の青春を描いた4曲目「16」から夏の終わりの切なさを表現した5曲目「季語」に移っていく流れがお気に入りです。季節が変わっていく切なさをうまく表せたかなと思います。ちなみに「季語」の冒頭にセミの鳴き声が入っているんですけど、これは公園で自らiPhoneで録音したものなんですよ。
ーーーセミの鳴き声は、Lihoさん自身が録ったものだったんですね。セミの鳴き声以外にも、口笛やハーモニカも入っていましたよね。
そうなんです。ハーモニカは今回初挑戦だったので、特に印象に残っています。3曲目の「ダディダーリン」という曲で演奏したのですが、吸ったり吐いたりして音を出すのがとにかく難しくて(笑)。何回も間違えてしましました。でも、父に対しての想いを歌った曲なので、父が好きなフォーク調の曲にしたいなって。フォーク調の曲ならハーモニカの哀愁漂う感じは外せない!と頑張って練習しました。
ーーーそうだったんですね。このほかにも、何か制作中の裏エピソードや、制作秘話があったら教えてください!
実は6曲目の「分かり合えない寂しさは」は、リリースしてからもメロディーがしっくり来ていなくて。とっても不安だったんです。この曲は「親しい人ほどもっと分かり合いたい、親しいからこそもっと分かって欲しい」という自分の内側の気持ちをさらけ出したナンバー。実体験を経て得た気持ちを歌にしたすごくリアルな曲なので、ちょっとした恥ずかしさもあって。でも、スタッフやファンの方が「すごくいいと思う」と言ってくれて、不安な気持ちが段々と自信に変わってきたんです。今では自信満々で披露できる、お気に入りの一曲になりました。
ーーー今回のアルバム収録曲のうち、8曲はこのアルバムのために作られた新曲ですよね。曲作りはどうやって行っているんですか?
よく「あ、今曲作りたい!」となるのは人のライブを見ている時。「いい曲だな~」と聞いていると、自然と言葉が浮かんでくることが多いんです。ただ、浮かんできた瞬間はライブハウスにいるので、メモとかできなくて(笑)。家に帰ってから、思い出しながら作り出すことが多いですかね。一方で、本当にハッと歌詞が降りてくる時もあって。表題曲の「ひみつのはなし」なんかもそうでした。ギターをポロポロ弾いている時に歌詞が降りてきたんですよね。土台となる歌詞が合って、ゆっくりとメロディーと向き合って音をはめていって…今回は割とそうやって生まれた曲が多かったかも。ちょっとずつ自分の音楽の作り方も変わってきてるのかな。
ーーーこれまではどうやって曲作りをしていたんですか?
今までは「新曲を作りましょう!」となった時に、歌詞とメロディーを一緒に考えることが多かったんです。もちろん、いまでもこういう作り方をすることもありますが、今作は歌詞、メロディーを分けて考えた曲が多かった印象。2曲目の「都会の生活」もそう。歌詞自体は、自分が会社勤めをしていた時に浮かんでいたのですが、それにふさわしいメロディーが全然降りてこなかったんですよね。Bメロ以降は今回のアルバムに合わせて考えました。
ーーーありがとうございます。最後に、「日刊せんだいタウン情報S-style Web」をご覧の皆さまに、ひと言メッセージをお願いいたします!
私自身初めての全曲弾き語りアルバムということで、レコーディングは緊張しっぱなしでした。でもその緊張感を乗り越え、自分自身またひとつ成長できたなと感じています。どの曲にも熱~い想いが込められているので、曲を通して感じ取っていただけたら。私は「皆さんの日常に少しでも歌で彩りをそえられたら」ということをテーマ活動しています。コロナ禍ですが、Lihoの歌を聴いて少しでも元気になってもらえたらと思います。アルバム『ひみつのはなし』、ぜひチェックしてみてくださいね!
宮城県角田市出身のLihoさん。ご自身のYouTubeチャンネルでは、宮城の観光スポットを満喫しているvlogも公開中。
そんなLihoさんに、宮城について質問してみました!
ーーー宮城の好きなところはどこですか?
いろいろあるんですけど、とにかく住みやすいとこが好き(笑)!雪もそんなに積もらないし、夏も暑過ぎない。また、仙台が適度に都会で、少し離れると自然豊かなところも好きですね。観光地だと、温泉と蔵王のお釜がお気に入りです。
ーーー生まれ故郷である、角田市のおすすめスポットは?
国の重要文化財にも指定されている『勝楽山高蔵寺』。同じ敷地内にあるかやぶき屋根の日本家屋『旧佐藤家住宅』は、なんだか心が落ち着く大好きな場所。夏は蛍も見えるんですよ!また、飲食店はどこもおいしくて、おすすめを決めるのが難しい(笑)!個人的には、ラーメン屋にぜひ行ってみて欲しいです。「角田ブラック」が有名な『光華飯店』はもちろん、『中華料理かんの』、『札幌味噌らーめん たら福』なんかもおすすめです。
1 ひみつのはなし
2 都会の生活
3 ダディダーリン
4 16
5 季語
6 めんどうくさいのうた
7 分かり合えない寂しさは
8 虹
9 盲(ボーナストラック)
10 エンドロール(ボーナストラック)
販売元:FASTCAR MUSIC
定価:¥2,500(税込)
http://www.fastcar-music.com/liho/
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Vocal:Liho
Acoustic Guitar,harmonica:Liho
LYRIC & MUSIC:Liho
RECORDING
REC STUDIO NORTHEYE
recording area FUNNEL
MIXED(M1~8):平塚学(REC STUDIO NORTHEYE)
MIXED(M9,10):高野浩二(FASTCAR MUSIC)
MASTERD:平塚学(REC STUDIO NORTHEYE)
ジャケット/デザイン
篠澤花
PRODUCE,DIRECTED
高野浩二(FASTCAR MUSIC)
Special Thanks
Lの住人のみんな
S-styleを発行する(株)プレスアートのグループ会社であるradio3。
Lihoさんは、毎週金曜20:30~放送中のベガルタ仙台全力応援番組「Vega-style☆Gold」でのMCも担当されています。
こちらの番組もお聞き逃しなく!
ポスターの前でパシャリ★
出産を機にS-style編集部を卒業し、現在は在宅ライターとして仙台・宮城の注目情報を発信!ラーメンソムリエの資格をとっちゃうくらいラーメンが好きで、子連れで行けるラーメン屋開拓が趣味。2歳の息子と毎日散歩&公園で全力遊びしているのに、痩せないのが悩み。なんで~!こうなったら憂さ晴らしにラーメン食べちゃうんだから~!
2022.6.10
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