こんにちは、S-style編集部のあちきです。現在発売中のS-style2月号「ラーメン総選挙」でも仙台市内総合部門でランクインを果たした、人気ラーメン店『だし廊』さん。取材時に3号店を出すとお聞きし、楽しみにしておりましたが、ついに本日2月7日(金)にオープン!ということで、早速お伺いしてきました。
日本食ならではの“ダシ”にフォーカスし、さまざまな食材が持つ旨みを引き出したラーメンを提供する『だし廊』。南町通の本店、一番町4丁目の二号店『だし廊-NIBO-』に続き、今回オープンしたのは地下鉄広瀬通駅すぐの『電力ビル』地下1階。さまざまなグルメが集う飲食店街に、ひと際目立つ一軒を発見!
着席すると、さっそくスタッフさんが温かいおしぼりを手渡しでくれました。こんなホスピタリティも『だし廊』の魅力です。
昼のメニューは「サバと鶏だし」「牛とトマトだし」「ホヤと茸だし」の3種類。なるほど、オープン前の取材時に伺っていたとおり、ホヤやキノコ、牛肉など、これまたラーメンには珍しい食材が目白押しです!編集部は、「サバと鶏だし」と「ホヤと茸だし」の2種類をオーダーしました。
店主の原田さんによると、三号店の冠となった“mix”という言葉には、二種類の食材をかけ合わせるという意味のほか、日本食の文化である”ダシ”に、「洋食」や「アジアン料理」のエッセンスをクロスオーバーさせること、また、昼と夜で営業スタイルをがらりと変えることなどの意味合いを込めているそう。これは期待が高まりますね…!
さあ、いよいよラーメンがやってきました!醤油ベースの「サバと鶏だし」は、すり鉢状の深い器に入って登場。「ホヤと茸だし」には、むむ、レンゲの中にたっぷりと味噌のようなものが入っています!どちらも透き通ったスープが美しく、見るからにちゅるんとした細麺がおいしそう。
店員さんに聞いたところ、一番のおすすめだというこちら。サバの煮干と親鶏からとったダシをミックスしていて、ひと口含むと感じるサバの香りが芳しい!石巻のサバ節ラーメンを彷彿させる香りの良さで、ほんのりを甘みのあるスープは、すすってもすすっても飽きのこないやさしいおいしさ。醤油ダレベースですが、かえしの味はきつすぎず、きちんとダシの旨みが活きています。
こちらはオープン前から楽しみにしていた「ホヤ」!宮城県産の新鮮なホヤを使った新作で、「ホヤの良さを引き出しつつ食べやすい味わいに仕上げています」と、店主・原田さんが自信たっぷりに話していた一杯です。ひと口味わうと…ホヤ!ホヤの魅力である独特の旨み・えぐみ・香りが一気に押し寄せます。れんげに入っているのは「ホヤと茸のペースト」。これをスープに溶かすと、より一層濃いホヤの味わいが広がります。宮城県が誇る“ホヤ”の魅力をさらに引き出した一杯に、宮城って本っ当に素晴らしい食材王国だなと感じられました。
さらに、「熟玉」を割ってみるととろとろの黄身にしっかり濃厚な味が染み込んでいてこちらも絶品。ぜひ「熟玉」入りのオーダーがおすすめです。
今日は食べられなかった「牛とトマトだし」(950円)も気になるので、また足を運んでみようと思います。ぜひ皆さんも『だし廊』の新たな一杯を味わってくださいね。
住所: 宮城県仙台市青葉区一番町3-7-1 電力ビルB1F
電話:022-796-1909
営業情報:11:00~15:00、17:00~21:00※ダシなくなり次第終了
定休日:無休
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日刊S-style Web編集長。仙台生まれ仙台育ち。週1ジム通いの後にすする『そばの神田』が至福。コロナ禍以降は料理とお笑い、「ゼルダの伝説」に凝っています。
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