酷暑でだいぶ疲れがたまった今年の夏。そろそろ、夏の疲れを癒して「ゆっくり心身のメンテナンスをしたい!」、そう思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は温泉好きの編集部が、鳴子温泉の老舗宿『鳴子ホテル』で1泊2日の温泉リトリートを体験!
色が何通りにも変わる魅惑の湯や豪華バイキング、古き良き温泉街の情緒を感じる街歩きまで、ゆっくりと楽しんできました。
★この旅はこんな人にオススメ
【鳴子ホテル150周年記念 会席膳プラン】
一人当たりの参考料金
(サービス料込・消費税込)
¥24,200~¥27,500
\今すぐ空室状況をチェック/
【鳴子の湯で元気に!バイキングプラン】
一人当たりの参考料金
(サービス料込・消費税込)
¥11,550~¥21,450
\今すぐ空室状況をチェック/
▶︎湯けむりとこけしが迎えてくれる鳴子温泉
▶︎『鳴子ホテル』にチェックイン
▶︎色が何通りにも変化する神秘的な温泉
▶︎温泉熱を利用した地球と人に優しい館内
▶︎バイキングで地のもの、旬のものを味わい尽くす
▶︎チェックアウト後に立ち寄りたい周辺カフェ
▶︎まとめ
今回訪れた「鳴子(なるこ)温泉」は、宮城県の県北・大崎市にある温泉郷。
仙台市内から車で約80分。電車の場合は、東北新幹線に乗って仙台の次の駅、古川駅で乗り換えを。陸羽東線に乗って約50分、鳴子温泉駅で下車します。
駅舎を出るとすぐに足湯が湧いていて、さすがは東北を代表する温泉地!
街を歩けば至るところに、こけしをモチーフにした看板やオブジェが。にこやかなお出迎えに心がゆるみます。
今回宿泊したのは、明治6年創業で今年150周年を迎えた『鳴子ホテル』。
老舗は敷居が高そう…と思っていたのですが、源泉かけ流しのお風呂と朝夕バイキング込みで、1万円台から宿泊可能。リーズナブルな価格帯で気軽に利用できる、やさしい老舗だったのです。
「心のリハビリテーションにおいでくださいませ」。ホームページの温かいメッセージにもハートをつかまれ、“心のリハビリ泊”にやってきました。
3本の自家源泉を持つ硫黄泉の宿。館内は硫黄の香りが漂い、温泉好きにはたまりません。くぅ~、早く浸かりたい!はやる気持ちを抑えて、まずはお部屋に向かいます。
温泉街散策や外湯めぐりにも便利な場所ながら、高台にあるので眺望も抜群です。客室の窓からは、温泉郷を囲む山々の姿が。
のどかな里山の風景に囲まれて、日常を忘れるリセット時間がスタート。和のしつらえが落ち着く客室で、肩の力もふうっと抜けていきます。
荷物を置いてひと息ついたら、いよいよ温泉へ。
『鳴子ホテル』の醍醐味は、100%源泉かけ流しの硫黄泉。それだけですこぶる魅力的なのですが、なんとも不思議な“色が変わる温泉”でもあるのです。
天然の生ものゆえに、季節や天候、時間帯によって色が変わる温泉は少なくありません。しかし、『鳴子ホテル』での色の変化はおよそ8通りにも数えられるんだそう。ここまでカラーバリエーションが豊富なのは珍しい!
鳴子ホテルの湯は8通り
大浴場は2つあり、趣の異なる湯船が計5つ。湯船によっても湯色が違うので、館内で色とりどり湯巡りを楽しめます。
鳴子温泉きっての広さを誇るという「芭蕉の湯」。かけ流しの源泉をたたえる大きな湯船の中に身を投じ、手足をうんと伸ばせば、はぁ~と至福のため息。これぞ温泉!な硫黄の香りに癒されました。
湯船の中には、椅子のように座って半身浴をできるコーナーや浅瀬のコーナーも。さまざまなスタイルで入浴できる造りに、湯治文化を伝承する老舗宿のこだわりが垣間見えます。
肌にうれしい「メタケイ酸」を多く含み、若返りの湯ともいわれる「硫酸塩泉」、古い角質を落とす「炭酸水素塩泉」、温泉成分をコーティングする「塩化物泉」も含むマルチな硫黄泉。一度でクレンジングから保湿までかなう美肌の湯なんです。
肌にまどろむような湯はまさに、“浸かる美容液”!身体ごと浸かってうっとり。心までうるおいます。湯上がりは、肌がしっとりツルツルに。
浴場内には、宮城県産のヒノキをふんだんに使用。森林浴をしているかのようなヒノキの香りと触感に安らぎます。
露天風呂では雄大な山々を仰ぎ見ながら、すがすがしい里山の空気を全身でキャッチ。
宿泊時、女性はチェックイン〜夜まで「玉の湯」、朝は「芭蕉の湯」を利用できました。
3本の自家源泉を持ち、湯量が豊富な『鳴子ホテル』。その恩恵は、湯上がりの館内でも感じられます。
館内や客室の暖房、給湯には、温泉熱を利用。心地いい温度が保たれ、冬でもポカポカ暖かく、湯冷めしにくいそう。地球環境にやさしい宿であることも、選びたくなる理由です。
温泉好きだけではなく、“こけ女”と呼ばれるこけし愛好家にも選ばれている宿。理由は、館内ギャラリーの「松宮コレクション」。
1体1体表情や形が異なるこけし。見れば見るほど、奥深いこけしワールドに引き込まれます。
さて、温泉と館内を堪能した後は、お待ちかねの夕食。宿自慢の料理を食べ放題で楽しめるバイキングプランを予約しました。
目の前で料理人が調理する、ライブ感あふれるバイキング。
三陸でとれた新鮮な海の幸や県産ブランド肉を使った逸品に、地元野菜や郷土料理のエッセンスを散りばめた、湯治場ならではのヘルシーメニューも。地のものや旬のものを食べ放題で堪能できるなんて、贅沢!
ひときわ人だかりができていたのは、こちら。
やわらかい部分だけを使い、贅沢にも1.5mmの極厚でカット。とろけるようにやわらかくて、プリッとジューシー。専門店に劣らないクオリティの牛タンを食べ放題!
新鮮な海の幸を炭火焼きで提供。郷土感あふれる演出もテンション上がります。焼きたて、揚げたて、作りたての料理が次々と並ぶので、あれもこれも「食べたい!」と大忙し。
東日本大震災直後、沿岸部から避難者を受け入れていた鳴子温泉に、大相撲の宮城野部屋一行が慰問。特製ちゃんこ鍋を振る舞い、被災者を元気づけてくれました。
そうした縁から、鳴子温泉郷の宿や飲食店では、宮城野部屋直伝の「なる子ちゃんこ鍋」を提供しています。『鳴子ホテル』では、塩バター仕立てでアレンジ。鶏団子や野菜のうまみも溶け込んでいて、滋味深い味わいです。
熱々サクサクのパイを崩すと、濃厚なホワイトソースの中にベーコン、しめじ、そして、ホタテがまるまる1個!お客さまからのリクエストが多く、2年前に復活したメニューだと聞きました。
満腹で大満足なのに、1泊2食付きで15,400円~(入湯税・別途150円)。リピーター客が多いのもうなずけます。
翌朝は、新鮮野菜をたっぷり使った田舎の朝ごはんバイキング。毎朝つきたての餅で作るという、あんころ餅や仙台雑煮もいただきました。
温泉街の喫茶店や土産店は、朝から営業。チェックアウト後にはゆるりと散策をしました。
2023年5月30日にオープンしたばかり。レトロな温泉街で一番新しい『cafe gutto(カフェ グット)』で喫茶ブレイク。ご当地ブレンドを飲みながら、旅の余韻に浸ります。
cafe gutto(カフェ グット)
住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元27-2-2
電話:050-3171-7099
営業情報:9:00〜16:00(ラストオーダー15:30)
定休日:火・水曜
Instagram:cafe_gutto_naruko
自然豊かな里山の風景に囲まれ、温かく包容力のある温泉に身を委ねていたら、疲れと一緒にモヤモヤやイライラも洗い流されて、心身ともにスッキリ浄化。おいしいごはんにお腹も心も満たされて、明日からまたがんばる活力をチャージしました。
日本屈指の温泉郷で心と身体を癒す、1泊2日の温泉リトリート。神秘的な変化する色の湯を持つ『鳴子ホテル』で“心のリハビリ”をしてみませんか。
今なら、創業150周年を記念した特別プランも登場!ぜひチェックしてみてくださいね。
【鳴子ホテル150周年記念 会席膳プラン】
一人当たりの参考料金
(サービス料込・消費税込)
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