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2018.04.17

日刊Web特別企画 SA-MUSICインタビュー

これまでの活動で吸収した音楽に、SAの“核”を詰め込んだ俺たちらしいアルバムだね

80年代から続くバンド活動の中、解散や挫折を経ながらも多くのファンの後押しでその地位を確固たるものにしてきたパンクバンド・SA。さまざまな時代、さまざまな音楽シーンを突き進んできた彼らだからこそ完成した珠玉のアルバム『GRACE UNDER PRESSURE』を3月21日にリリースした。今回はボーカルのTAISEIから、アルバムについてやSAのこれまでとこれからについて話を聞いた。

どんなアルバムに仕上がりましたか?

TAISEISAは今のメンバーになって16年経つんだけど、その中でパンクロックを中心にしながらもいろいろなサウンドを自分たちで料理しながら表現していったんだよ。でも、今回のアルバムは革新的な一枚にしたいと思って。これまでの活動で吸収した音楽の中にSAの“核”となる部分を詰め込んだ、俺たちらしいアルバムを目指した。レコーディングの時も、メンバー全員に並々ならぬ気迫があったと思う。

特に聴いてほしい曲はありますか?

TAISEI「Starting Today」は東日本大震災から7年経って、東北の後輩と会った時にふと「みんな忘れちゃうんですかね」って言われたことがあって作った曲なんだよね。震災を通して、多くの出会いと別れがあった中で今日一日を大事に生きていかなきゃってことを考えるようになったと思う。

作詞も担当されているTAISEIさん。どの曲も、聴く人の背中を押す前向きかつ直球なメッセージが込められていますよね。そのような歌詞を紡ぐ上でどんなことをしていますか?

TAISEIライブを一本やるにしてもへとへとになっちゃいけないってことで、いつもジョギングをしているんだけど、その時に自問自答をするんだ。「この前のライブどうだったよ?」とか「今回のアルバムどうなんだ?」とか。そういう時に自分なりに見つけた答えや考えをノートに書き留めるようにしているんだよね。書いたことを後で読み返してみると“確かにそうだよな”って思う。素の気持ちで出てきた言葉って決して嘘じゃないし、聴いてくれる人の心にもより深いところまで届くんじゃないかってね。

’15年にメジャーデビューを果たし、活躍の場を広げていますが、今後の展望を教えてください。

TAISEI“ものすごくカッコイイおっさんバンド”になりたいね。おっさんって、どこかで自分を茶化すところがあるじゃない? 「年だからさ」とか。でも僕はそんなことはなくて、「どうだ! カッコイイだろう!」を強く押し進める“昭和生まれならではのバンド”でいたいんだよね。同世代には「こういうバンドを待ってた!」、若い子たちには「こういうスタイルもあるんだ」って気付いてもらえたらうれしいね。

最後に、4月22日(日)に『仙台MACANA』にて行われるライブへの意気込みを教えてください!

TAISEIMACANAでは3回目になるんだけど、ファンのみんなも熱くてすごくやりやすいハコだなと思っていて。仙台は特に女性が熱いんだよね。俺たちと一緒に歌ってくれるし、曲を聴いてグッときて泣いてくれるんだけど、それがすごくうれしくて。俺たちももっとがんばらなきゃなって気持ちにさせてくれるんだよね。次のライブも“カッコイイ”の意味がわかるようなライブにしたいと思っているから、ぜひ遊びに来てほしい!

SA…’84年にボーカルのTAISEIを中心に結成。キャッチーなメロディと聴衆の心を撃ち抜く直球な歌詞で大きな支持を集めるも、3年足らずで解散。しかし、根強いファンの後押しにより’99年にTAISEIのソロプロジェクトとして再始動。また、’02年にNAOKI、KEN、SHOHEIの3人が揃い、現在の体制を確立させた。

『ALBUM』情報
2018.3.21
GRACE UNDER PRESSURE
テイチク・インペリアルレコード
TECI-1581
4,320

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マタギ

趣味は山登り。山頂でコーヒーを飲み、下山後は銭湯に直行、ラーメンを食べて帰るのが理想の休日。最近は「Netflix」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」を使いわけて、ドラマ・映画鑑賞の沼から抜け出せないでいる。